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冬の中国旅行はおすすめできます。ただし、何をしたいかに合わせて行く地域を選ぶことが大切です。12月から2月の中国には、大きく分けて3種類の冬があります。北部と東北部は本格的に寒く、雪が降り、氷祭りやスキー場があります。上海や成都のある中部・南部は、気温は氷点より数度高い程度ですが湿気が多く、ほとんどの建物にセントラルヒーティング(集中暖房)がありません。最南部の海南島と雲南省の一部は、Tシャツで過ごせる暖かさです。冬は定番の観光地がすいていて、入場料が安くなる所もあります。その代わり、日が短いこと、一部の観光地で開館時間が短くなること、そしてとても混む祝日が一つあることは覚えておいてください。その祝日が春節(旧正月)で、2027年は2月6日です。

冬は中国旅行に向いている?
初めて中国を訪れる方の多くにとって、答えは「はい」です。いちばんのメリットは人が少ないことです。春節の連休を除けば、12月と1月の故宮・万里の長城・兵馬俑は、春や10月よりずっと落ち着いています。北京のいくつかの大きな観光地は、11月から3月まで安いオフシーズン料金に切り替わります。たとえば故宮は、通常60元のところオフシーズンは40元です。定番都市のホテルも、春節前後を除けば冬のほうが取りやすいのが普通です。
デメリットもありますが、事前に計画すれば十分対応できます。
- 日が短い。特に東北部は早く暗くなります。屋外の観光は午前の遅めから午後の早い時間に入れ、夜は食事やショー、ライトアップされた街歩きにあてましょう。
- 開館時間が短い。冬は閉館が早くなる観光地が多くあります。故宮は11月から3月まで15:30で入場を締め切ります。兵馬俑博物館はオフシーズン(11月16日〜3月15日)は16:30で入場券のチェック(入場受付)が終わります。
- 閉鎖される場所もある。山岳エリアは冬に閉鎖されることがあります。たとえば長白山(长白山)の南坡は冬季閉鎖です。
- 春節。旅行日程が春節の連休にかかると、列車も飛行機も満席になりやすく、料金も上がります。詳しくは後半で説明します。
行き先を決めるには、まず「雪を見たいのか、暖かい所で過ごしたいのか」を考えるのが早道です。雪なら北部・東北部(ハルビン、吉林、長白山)へ。暖かさなら海南か雲南へ。有名な観光地が主な目的なら、北京と西安が冬でも回りやすいです。外は寒くても、屋内は暖房が効いているからです。上海や長江沿いの都市も問題なく旅行できますが、暖かく過ごすのはいちばん難しい地域です。理由は暖房の章で説明します。
どのくらい寒い?都市別の1月平均気温
中国の大部分では1月がいちばん寒い月です。下の表は、各都市の公式な長期の1月平均気温です。平均気温は昼と夜をならした数字なので、午後はこれより少し暖かく、早朝はもっと寒くなります。ほとんどの数値は1991〜2020年の平均で、三亜と吉林は1971〜2000年の古い記録によるものです。
| 都市 | 1月の平均気温 | 旅行での目安 |
|---|---|---|
| ハルビン(東北部・黒竜江省) | ハルビン市域全体で約−18 °C、平均最低気温は約−24 °C | 本格的な寒さです。毎日しっかりした防寒装備が必要です。 |
| 吉林市(東北部) | 約−17 °C | ハルビン並みの寒さです。この寒さが霧氷を生みます。 |
| 北京 | 約−3 °C | 寒くて乾燥し、晴れる日が多いです。屋内は暖かいです。 |
| 西安 | 約0.5 °C | 氷点前後です。屋内は暖かいです。 |
| 上海 | 約5 °C | 湿っぽく、曇りがちです。屋内も肌寒いことがよくあります。 |
| 成都 | 約6 °C | 上海と同じく、数字はおだやかでも湿気が多く、暖房はあまりありません。 |
| 昆明 | 約9 °C | 日中は晴れておだやか、夜は冷えます。 |
| 三亜(海南) | 平均最高気温は約26 °C、平均最低気温は約18.5 °C | ビーチを楽しめる気候です。雨はとても少ないです。 |
平均気温からはわからないこともあります。ハルビンには寒波が来ます。2025年12月には、ハルビンの気象当局が「24時間で10〜12 °C下がり、夜の最低気温は−26 °C〜−36 °Cになる」と警告しました。一方で、ハルビン中心部の冬の風はふだん弱いので、数字から想像するよりは寒さに耐えやすいです。
北京でいちばん寒いのは、たいてい1月中旬ごろです。北京の乾いて晴れた寒さは、きちんと着込んでいれば気持ちよく過ごせます。
旅行者がいちばん読み違えやすいのが上海と成都です。数字はおだやかに見えますが、空気は湿っていて、曇りの日が多く、屋内に暖房があるとは限りません。湿気が多くて暖房のない5 °Cは、暖かいホテルの部屋に戻れる北京の−3 °Cより寒く感じることがあります。
雨や湿度、ほかの季節については、地域別の天気と中国旅行のベストシーズンをご覧ください。
暖房事情:北と南の違い
冬に中国を訪れた人がいちばん驚くのは、屋外の寒さではありません。屋内の暖房です。暖房があるかどうかは、昔に引かれた南北の境界線のどちら側にいるかで決まります。
1950年代、中国は秦嶺山脈と淮河を境界線として、北部にセントラルヒーティングの対象地域を定めました。線より北の都市には街全体の集中暖房が整備されました。上海・成都・杭州を含め、線より南のほとんどの地域には整備されず、そうした地域の多くの建物では、冬の室内が屋外とほとんど変わらないくらい寒くなります。
北部では、暖房の期間は各都市が決めた日付どおりに運用されます。
- 北京:公式の暖房期間は11月15日から3月15日までで、天候によっては市政府が延長や短縮をすることがあります。
- ハルビン:市の暖房に関する規定では、暖房期間は10月20日から4月20日までで、リビングと寝室を18 °C以上に保つことが定められています。2026年は10月10日に前倒しで暖房が始まりました。また2026年7月には、期間を10月10日〜4月10日に変更する案について、市が意見募集を行いました。
旅行中は次のようになります。
- 北部(北京、西安、ハルビン):ホテル・博物館・レストラン・列車の中は暖かく、暑いくらいのこともあります。脱ぎ着しやすい重ね着がおすすめです。暖房の空気はとても乾燥するので、リップクリームと保湿クリームを持っていきましょう。
- 境界線より南(上海、杭州、蘇州、成都、重慶):ほとんどの建物は、温風も出せる壁掛けエアコンで暖を取っています。大きめのホテルや新しいホテルなら、たいてい問題ありません。古いゲストハウス、小さな食堂、寺院は寒いことがあります。予約するときは、最近の冬の口コミで室温についてのコメントを見て、部屋にヒーターか暖房機能付きエアコンがあることを確認してください。床暖房や電気毛布があるホテルもあるので、問い合わせてみる価値があります。
- 熱帯の南部(三亜、日中の雲南の大部分):暖房の心配はいりません。
南部では、屋外だけでなく屋内の寒さに合わせた服装を考えておきましょう。一日中着たままでいられる暖かいセーターのほうが、結局持ち歩くことになる分厚いコート1着より役に立ちます。
春節と帰省ラッシュ
春節(春节、Chūnjié)は中国の旧正月で、冬の中国旅行でいちばん大きく予定を左右する要素です。2027年の元日(旧暦1月1日)は2月6日(土)で、大みそかは2月5日です。連休に関することは、すべてこの日付を基準に決まります。
連休は何日間?
法律で定められた春節の祝日は、大みそかと新年の最初の3日間の計4日間です。そこに政府が週末の休みを振り替えて長い連休にし、正確な日程は毎年、国務院が発表します。2027年の通知はまだ出ていません。例年は秋の終わりごろ、たいていは11月に発表されます。2026年の連休は2月15日から23日までの9日間で、その分、土曜日2日が出勤日になりました。2027年も同じような形になると考えておき、日程を確定する前に、発表された公式の通知を確認してください。
春運:帰省ラッシュは連休よりずっと長い
春節前後の帰省・旅行ラッシュは「春運」(春运、Chūnyùn、春節の輸送という意味)と呼ばれ、連休そのものよりずっと長く続きます。2026年の春運は2月2日から3月13日までの40日間でした。鉄道の利用は延べ約5億3900万人と見込まれ、連休前のピークは2月13日、連休後のピークは2月23日でした。2027年の春運の期間はまだ発表されていません。これまでの傾向から、2月6日の2週間ほど前に始まり、3月まで続くと考えておきましょう。期間が発表されたら、ご確認ください。
実際には次の点に気をつけてください。
- いちばん厳しいのは、連休が始まる直前の数日と、連休の最後の数日です。みんなが一斉に帰省し、一斉に戻ってくるためです。連休前に大都市を出る列車と、連休後に大都市へ戻る列車は、すぐに売り切れます。
- 切符は乗車日を含めて15日前に発売されます。発売時刻は駅ごとに決まっていて、全国一斉に発売が始まる時刻はありません。ピーク日の列車を狙うなら、その日の分が発売される時刻にオンラインで待機しましょう。
- 満席なら「候補」(候补、hòubǔ)を申し込みましょう。中国国家鉄路の公式予約サイト・アプリである12306では、キャンセル待ちの注文ができます。システムは発車20分前まで席の確保を試み続け、確保できなかった場合は前払いした代金が返金されます。
- 予約ミスの修正が以前より安くなっています。2026年の春運以降、12306で買った切符は、支払いから30分以内かつ発車4時間より前に払い戻せば、払い戻し手数料がかかりません。
- 悪天候による運休は全額返金されます。凍結や雪などで鉄道側が列車を運休した場合は、手数料なしで全額返金を受けるか、別の列車に変更できます。
外国のパスポートで中国の列車を予約する方法では、12306とそのほかの予約方法を手順どおりに説明しています。
閉まる店、開いている店
一般的に、家族経営の小さな食堂や麺の店、市場の屋台の多くは、店主も帰省するため、大みそかから新年の最初の数日にかけて数日間休みになります。もっと長く休む店もあります。チェーンのレストラン、ホテル内のレストラン、大型ショッピングモール、コンビニ、主要な観光地はたいてい営業しています。ただし、中国の家族連れも旅行に出るので、主要な観光地はとても混むことがよくあります。
寺院は特に混み合い、特別な時間で開いている所もあります。たとえば成都の文殊院は、2026年の大みそかに夜通し開いていました。大きな博物館は、連休の直前に連休中の開館案内を発表します。連休の週に訪れる予定の場所は、公式サイトや予約ページでご確認ください。
春節に行く価値はある?
どんな旅をしたいかによります。この時期の雰囲気はほかでは味わえません。街中に赤い提灯が飾られ、軽食や民俗芸能の並ぶ「廟会」(庙会、miàohuì)が開かれ、許可されている場所では花火が上がります。新年の15日目は元宵節(元宵节、Yuánxiāo Jié)で、多くの都市で灯籠の展示があります。これを見たいなら、すべてを早めに予約したうえで行く価値があります。移動のしやすさや静かな観光地を重視するなら、大みそかをはさんだ2週間は避けましょう。それ以外の12月・1月と2月下旬は、ずっと旅行しやすくなります。
日程がラッシュの時期にかかる場合は、長距離列車を発売と同時に押さえましょう。英語で、海外発行のカードを使って予約したいなら、Trip.comなどの旅行会社でも12306と同じ切符が買えます。ただし、鉄道側にない席を出すことはできないので、どちらで買う場合も早めの予約が必要です。春節を乗り切るための詳しい計画は春節旅行ガイドを、1年を通したほかの祭りは祭りカレンダーをご覧ください。
雪のルート:ハルビン、雪郷、ヤブリ、吉林、長白山
中国の冬がいちばん厳しいのが東北部で、氷の街、深い雪、スキー場があります。以下の場所はすべて黒竜江省と吉林省にあります。多くの人はハルビンを拠点にし、日帰りや1泊の小旅行を1〜2か所加えます。中国東北部ルートでは、これらを一つの旅程につないでいます。
ハルビン
ハルビンは雪のルートの中心です。ハルビン国際氷雪祭は、2024年、2025年、2026年と、直近3年続けて1月5日に開幕しています。メインの氷の会場「ハルビン氷雪大世界」はそれより前に開園し、昨シーズンは12月17日に開園しました。第28回は2026年10月12日に発表され、会場は125万平方メートルに広がり、西エリアに新しい超ロングの氷の滑り台ができます。今シーズンの開園日と入場料はまだ発表されていません。昨シーズンは暖かい日が続いて氷が溶け、2月21日に早めに閉園しました。そのため、2月下旬の旅行には少しリスクがあります。いちばん安全なのは1月上旬から2月中旬です。北京からハルビンまでは、最速の高速鉄道で約4時間半です。
日程、チケット、パスポートでの予約方法、宿泊エリア、−20 °Cの寒さへの対処法は、ハルビン冬の旅行ガイドにまとめています。
雪郷
中国雪郷(中国雪乡、Zhōngguó Xuěxiāng)は、ハルビンの東、牡丹江にある森の中の村で、木造の家の屋根に雪が厚く丸く積もる景色で知られています。例年10月に雪が降り始め、雪のシーズンは約7か月続き、積雪は2メートルに達することもあります。昨シーズンは2025年11月17日にオープンしました。今シーズンのオープン日はまだ発表されていません。
多くの人は、ハルビン発の1泊2日の団体ツアーで行き、村のゲストハウスに1泊します。昨シーズン、ハルビン市の観光協会は標準ツアー(相部屋の多人数部屋に宿泊)の参考価格を1人850元とし、12月中旬〜下旬、元日前後、春節のピーク期間は30%〜50%高くなるとしていました。個人で行く場合は、ハルビンから牡丹江まで高速鉄道で行けます。最速の列車で約1時間半です。そこから先は道路での移動になります。シーズンによっては季節運行のシャトルバスが出ていたこともあるので、頼りにする前に、今冬運行しているかを確認してください。
ピークの週は村がとても混み、ゲストハウスの部屋は簡素です。泊まるのは1泊にしておきましょう。
ヤブリ
ヤブリ(亚布力、Yàbùlì)は、ハルビン地域の尚志市近くにある国家級のスキーリゾートです。昨シーズンは2025年11月7日にオープンしました。つながった3つの山に56本のコースがあり、最大標高差は912メートルです。ハルビンからヤブリ西駅までは高速鉄道で1時間ちょっとです。ヤブリ西駅からスキー場までは約20kmあるので、駅からの送迎や移動手段が必要です。昨シーズン、ハルビン発の日帰りツアー(交通、昼食、初心者コースでの3時間を含む)の参考価格は298元でした。最新のリフト料金は、リゾートの公式チャネルでご確認ください。
吉林市:霧氷
霧氷(雾凇、wùsōng)は、川沿いの木の枝一本一本を白く覆う氷の結晶です。吉林市は霧氷で有名です。理由は松花江にあります。上流のダムから流れてくる水は約4 °Cで凍らない一方、早朝の気温はよく−20 °Cを下回ります。そのため川から霧が立ちのぼり、木に凍りつくのです。
- 時期:ベストシーズンは12月下旬から2月末までです。よく晴れて冷え込んだ夜の翌朝が狙い目です。霧氷は昼ごろや強い風で消えてしまいます。毎日見られるわけではないので、できれば朝を2回確保しておきましょう。
- 場所:市の公式な観賞エリアには、市内から約40kmの韓屯村・曽通村にある霧凇島(雾凇岛、Wùsōng Dǎo)や、市中心部の川沿いを走る松江中路の2.2kmの区間などがあります。いちばん霧氷が厚くなりやすいのは霧凇島で、朝が1回しかない場合は、行きやすい川沿いの道がおすすめです。
吉林市の霧氷の公式ページには観賞エリアが載っていて、シーズン中は予報が出ることもあります(中国語ですが、ブラウザの翻訳機能で読めます)。

冬の長白山
長白山(长白山、Chángbái Shān)は北朝鮮との国境にある火山で、山頂には天池というカルデラ湖があります。冬に開いているのは北景区と西景区だけで、南景区は5月中旬の再開まで閉鎖されます。自家用車では入れず、全員が景区専用のシャトルバスに乗ります。開園は8:00ですが、日の長さや天候によって開園時間が変わることがあります。天池の展望エリアが開くかどうかは、その日の天候と道路の状況で決まります。
- チケット:入場料は105元で、これとは別にエリアごとのシャトルバス券が必要です。冬は、西坡から火口の縁までの最後の区間をスノーモービルで上ります。料金はシーズンによって変わることがあるので、購入するときに公式の予約ページで確認してください。
- 予約:チケットは実名制・時間指定制です。長白山の公式WeChatアカウントか、そのミニプログラム(WeChatの中で動く小さなアプリ)から、最大7日先の分まで予約でき、入場はパスポートでできます。実際に買うなら、こうした公式チャネルが確実です。
- 天候:強風、厳しい寒さ、吹雪、霧はよくあることで、危険なときは天池エリアが閉鎖されます。公式プラットフォームで買って使わなかったチケットは、入場予定日の24時(その日の終わり)まで手数料なしで払い戻せます。予定には予備日を1日入れておきましょう。
長白山エリアには、景区の外にスキー場もあります。シーズンの期間と最新の料金は、各スキー場の公式チャネルでご確認ください。長白山について詳しくは長白山の自然ガイドをご覧ください。
ビザについて一点注意があります。240時間のビザなしトランジットで入国する場合、東北部で対象になるのはハルビン(ヤブリを含む)だけで、黒竜江省で滞在できる範囲はハルビンに限られます。雪郷は牡丹江にあるので、対象範囲の外です。吉林省はこの制度にまったく含まれていません。滞在可能な地域にも、入国できる港・空港の一覧にも入っていないため、吉林市の霧氷も長白山も対象外です。中国の30日間の一方的ビザ免除措置の対象50か国(日本、韓国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、多くのヨーロッパ諸国を含む)の旅行者は、この地域の制限を受けず、ビザなしでこれらの場所へ行けます。対象国の大半では現在の期間が2026年12月31日までなので、1月や2月の旅行なら延長されたかを確認してください。それ以外の国の旅行者は、これらの場所へ行くにはビザが必要です。ルールはビザなしトランジットガイドで説明しています。
暖かいルート:海南、雲南、広西
冬を避けたいなら、中国には確実な選択肢が2つと、半分だけ暖かい選択肢が1つあります。
三亜と海南
海南島の南端にある三亜は、中国の熱帯のビーチリゾートです。1月の平均最高気温は約26 °C、平均最低気温は約18.5 °Cで、雨の日は月に数日しかありません。泳いだり、ビーチでのんびりしたり、夜に外で食事をしたりできます。
ただし、冬に三亜へ行きたいのは中国の人も同じです。2026年の春節連休中、三亜を訪れた人は約331万人で、前年より14.64%増えました。その週はホテル代も航空券もいちばん高くなり、人気のリゾートは早く埋まると考えておいてください。できれば12月か1月上旬〜中旬、または連休の混雑が終わったあとに行きましょう。どうしても春節に行く場合は、航空券と部屋をできるだけ早く予約し、どの湾に泊まるか決める前にBooking.comで料金を比べてみてください。湾ごとの違いやリゾートの比較は三亜ビーチリゾートガイドにあります。
海南は、240時間ビザなしトランジットの対象地域に省全体が含まれています。条件を満たせば、乗り継ぎの途中に立ち寄る旅先としても使えます。さらに海南には独自の制度もあり、61か国の国民は、観光などの短期滞在であれば、海南省内にとどまることを条件にビザなしで最長30日間入国できます。予約の前に、ご自分の国が対象リストに入っているか確認してください。

昆明と雲南
昆明が「春城」(いつも春のような街)と呼ばれるのには理由があります。1月の平均気温は約9 °Cで、冬はたいてい晴れてすっきりした日が続きます。高原の上にある街なので、昼は日差しが暖かく感じられますが、早朝と夜は冷えます。昼はTシャツで過ごせても、暖かい上着は必ず持っていきましょう。
雲南のほかの地域は場所によって違います。大理と麗江は標高が高く、夜はより寒くなりますが、日中は明るく晴れ、山には雪が見えます。ラオスとミャンマーに近い最南部のシーサンパンナ(西双版納)は標高が低く、ずっと暖かく、熱帯に近い気候です。ビザなしトランジットで入国する場合、雲南省で滞在できる範囲は省全体ではなく、昆明・大理・麗江・シーサンパンナを含む9つの指定された市・自治州である点に注意してください。まずは雲南完全ガイドからどうぞ。
桂林と広西
冬の桂林と陽朔は、寒さから逃げる旅先にはなりません。ひんやりして、曇りや湿っぽい日が多いと考えておいてください。カルストの景色は冬も変わらず、人も少なめですが、上海と同じような重ね着を持っていきましょう。広西の海沿いにある北海は桂林よりおだやかですが、三亜ほど暖かくはありません。南方の旅と組み合わせるなら、桂林・陽朔ガイドをご覧ください。
冬の北京・西安・上海
冬は中国の定番観光地を回るのに向いた季節です。寒さと短めの開館時間を受け入れる代わりに、人が少なく、いくつかの観光地では入場料が安くなり、ホテルも取りやすくなります。
北京
北京は寒くて乾燥していますが、たいてい晴れていて、屋内はどこも暖房が効いています。故宮や万里の長城にうっすら雪が積もれば、うれしいおまけです。主な観光地の冬の開館時間と料金は次のとおりです。
- 故宮:11月1日から3月31日までは8:30〜16:30の開館で、入場は15:30まで、月曜日は休館です(祝日を除く)。オフシーズンの入場料は40元です。当日券はありません。予約は7日前の北京時間20:00に始まり、外国人旅行者は故宮博物院の英語サイトからパスポートで予約できます。1年のうちで枠がいちばん取りやすいのが冬です。詳しくは故宮博物院の参観案内ページをご覧ください。
- 万里の長城(慕田峪):オフシーズン(11月16日〜3月15日)の営業時間は8:00〜17:30です。チケット販売は閉門の1時間前に終わるので、市内を早めに出発しましょう。
- 万里の長城(八達嶺):11月から3月までは7:30〜16:00の営業で、大人の入場料は35元に下がります。
- 天壇:オフシーズンの入場料は公園のみで10元です。祈年殿などの主要な建物に入るには、28元のオフシーズン共通券を買ってください。建物の公開は8:00〜17:00で、月曜日は閉まります(祝日を除く)が、公園自体は開いています。
- 頤和園:オフシーズンの入場券は20元です。湖が凍ることも多く、夏とはまったく違う景色になります。
北京の旅でいちばん寒いのは万里の長城です。高い場所で風をまともに受けるからです。風のない晴れた日を選び、いちばん暖かい服を重ね着し、スマートフォンを操作できる手袋を持っていきましょう。何日滞在するか、何を事前予約すべきかは北京旅行ガイドで説明しています。

西安
1月の西安は氷点前後ですが、屋内は暖房が効いています。いちばん有名な兵馬俑は、ほとんどが屋根の下で見られます。博物館のオフシーズンは11月16日から3月15日までで、入場券のチェック(入場受付)は8:30から16:30までです。入場料は通年120元です。陝西歴史博物館は昨冬、開館時間を9:00〜17:30に短縮し、週1日の休館日も復活させました。今冬の扱いは、行く前に公式のお知らせで確認してください。城壁の上を歩いたり自転車で走ったりするのは、寒いですが晴れた日はとてもきれいです。西安旅行ガイドもご覧ください。
上海
上海には冬に閉まる大きな観光地はありません。博物館、グルメ、屋内での買い物が楽しめる街なので、冬でも過ごしやすい面があります。難しいのは、前述の湿った寒さと、ところどころしかない屋内の暖房です。公式の黄浦江クルーズは、11月26日から2月25日までオフシーズン料金になり、昼のクルーズは100元、夜は120元です。ただし、春節の連休を含む祝日は150元です。豫園も12月から3月までは安くなり、大人30元です。日帰りで行きやすい蘇州では、拙政園が11月から2月まで17:00に閉園します。上海旅行ガイドもご覧ください。
3都市とも、移動にいちばん暖かいのは地下鉄です。外で待つ時間が短くて済むからです。北京と上海の地下鉄の改札では、海外発行のタッチ決済対応の銀行カードが使えます。電波がなくても北京・西安・上海の地下鉄ルートを調べられるよう、WaysChina アプリにはオフラインの地下鉄路線図とシンプルな旅程プランナーがあります。
持ち物
旅程の中でいちばん寒い場所に合わせて荷造りし、凍える屋外と、暖かい(または寒い)屋内の間で調整できるよう重ね着で考えましょう。
- 最北部(ハルビン、吉林、長白山):丈の長い厚手のダウンコート、上下の保温インナー、滑りにくい防水の防寒ブーツ、耳まで覆える帽子、顔を覆うもの、暖かい手袋。
- 暖房のある北部(北京、西安):外用に暖かいコート・帽子・手袋。屋内は暖かいので、中は薄手の重ね着で。
- 暖房のない南部(上海、成都、桂林):屋内で一日中着ていられる暖かいセーターかフリース。それに、風を通さず水をはじく上着。
- 熱帯の南部(三亜、シーサンパンナ):夏服、水着、日焼け止め。飛行機用に暖かい上着を1枚。
使い捨てカイロ(中国語で「暖宝宝」、nuǎnbǎobao)は中国のどこでも売っています。空港の保安検査では、個人で使う常識的な量なら、機内持ち込みでも預け荷物でも一般的に認められていますが、空港によって規則が少し違うことがあります。充電式のハンドウォーマーはモバイルバッテリー扱いなので、預け荷物ではなく機内持ち込みにしてください。電気湯たんぽは機内持ち込みはできず預け荷物に、加熱式の食品(自熱食品)はどちらも禁止です。詳しいリストは中国旅行の持ち物と季節ごとの服装をご覧ください。
冬の移動と実用情報:列車、大気汚染、日照時間、支払い
- 列車と天候:高速鉄道は冬も運行していますが、大雪、凍結、霧で遅延や運休が起きることがあります。中国の気象当局は、春運の期間中、北部の路面凍結と大雪、東部・中部・南西部の着氷性の雨(地面や物に当たるとすぐ凍る雨)について特に注意を呼びかけています。列車が運休になった場合は、手数料なしで全額返金されます。国際線に乗る前には1日余裕を持たせましょう。
- 大気汚染:北部の都市では、冬にかすんだ日があります。都市ごとのリアルタイムの大気質(AQI)は、国の大気質プラットフォーム(中国語)で確認できます。空気の悪い日は、博物館など屋内の観光地を予定に入れましょう。
- 日照時間:日が短く、東北部では特に短くなります。屋外の予定は昼ごろを中心に組みましょう。氷の会場やライトアップされた街は、もともと暗くなってからがいちばんきれいです。
- 支払いとスマートフォン:中国ではモバイル決済、銀行カード、現金のどれも使えますが、小さな店ではほとんどがAlipay(支付宝)かWeChat Pay(微信支付)を前提にしています。出発前に海外発行カードでAlipayを使う方法を見て設定しておきましょう。寒いとスマートフォンの電池は早く減るので、内ポケットに入れ、モバイルバッテリーを持ち歩いてください。データ通信は、SIM・eSIMガイドを参考に到着前に準備しておきましょう。
冬の中国旅行:よくある質問
2027年の春節はいつ?その時期は中国旅行に向いている?
2027年の春節(元日)は2月6日(土)です。2027年の公式の祝日日程はまだ発表されていません。2026年の連休は9日間で、その前後に40日間の帰省ラッシュがありました。祭りや灯籠、廟会を見るには最高の時期ですが、直前に予定を立てて移動するには難しい時期です。行くなら、列車とホテルはできるだけ早く予約してください。気楽に旅行したいなら、大みそかをはさんだ2週間は避けましょう。
冬の中国は北と南、どちらに行くべき?
雪と氷を見たいなら北へ。ハルビン、吉林、長白山が見どころで、寒さそのものも体験の大きな部分です。冬を避けたいなら南へ。ビーチなら三亜、晴れておだやかな日を過ごすなら昆明と雲南です。定番の観光地が主な目的なら北京と西安が向いています。外は寒くても屋内は暖かいからです。ハルビンと三亜や雲南の間を飛行機で移動して、一度の旅で両方を組み合わせる人も多くいます。
冬の北京は寒すぎる?
いいえ。北京の1月の平均気温は約−3 °Cで、寒いですが、しっかりしたコート、帽子、手袋があれば大丈夫です。晴れて乾燥した日が多く、ホテル・博物館・レストランはどこも暖房が効いています。いちばん寒いのは風の強い万里の長城です。観光地はすいていて、冬は入場料が安くなる所もいくつかあります。
中国南部の冬、屋内に暖房はある?
セントラルヒーティングはほとんどありません。上海、成都、杭州など、秦嶺・淮河ラインより南のほとんどの都市は、中国の集中暖房の対象地域から外されたため、建物は暖房機能付きのエアコンで暖を取っています。きちんとしたホテルならたいてい快適です。古い建物、小さな食堂、寺院は中が寒いことがあるので、屋内でも着たままでいられる重ね着をしておきましょう。
冬の緊急時
警察は110、救急車は120です。どちらも全国で使え、通話は無料で、市外局番はいりません。北部の冬によくあるトラブルは、凍った路面での転倒と凍傷です。昨シーズン、ハルビンは氷の会場の近くに救護所を設け、旅行者向けの指定病院を決めて中国語・英語の案内窓口を置き、骨折・けが・凍傷に対応しましたが、今冬も同じ体制があるかは確認してください。英語での相談先、病院、電話で伝えることについては、中国の緊急連絡先をご覧ください。
まとめると、まず雪の北へ行くか暖かい南へ行くかを決め、日程が春節にかからないかを確かめ、連休期間に移動するなら列車とホテルは予約開始と同時に押さえましょう。連休以外の冬は観光地がすいていて、いくつかの観光地は料金も安くなります。
最終更新:2026年10月
ファクトチェック済みの出典
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- 公式 jlcity.gov.cn
- 公式 Jilin Provincial Government
- 公式 Chinese embassies and consulates 2 ページ
- 公式 National Immigration Administration 4 ページ
- 公式 China Visa Application Service Center
- 公式 Ministry of Foreign Affairs 2 ページ
- 公式 intl.dpm.org.cn 2 ページ
- 公式 bookingticket.dpm.org.cn
- 公式 mutianyugreatwall.com 2 ページ
- 公式 sxhm.com 2 ページ
- 公式 Yu Garden (official site)
- 公式 Suzhou Gardens and Landscaping Bureau
- 公式 Suzhou Municipal Government
- 公式 gqb.gov.cn
- 公式 mtr.bj.cn
- 公式 jingzhou.gov.cn
- 公式 gaj.nantong.gov.cn
- 公式 cnemc.cn
- 公式 hb.jlbc.gov.cn
- 公式 People's Bank of China
- 公式 Qingpu District Government (Shanghai)
- 公式 Embassy of Japan in China
最終確認日: 2026-11-03
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