フライトと空港

上海空港完全ガイド(PVG・SHA)|アクセス・乗り換え・ビザ免除まで

上海の2つの空港(浦東・虹橋)の違い、リニアモーターカー、地下鉄、タクシー、空港間乗り換え、市内へのアクセス方法を徹底解説。日本人旅行者が知っておくべき情報をまとめました。

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上海には空港が2つあります。予約前にどちらを使うか確認することが非常に重要です。浦東国際空港(PVG)は市の東側に位置し、ほぼすべての国際線を担当しており、市内中心部から約30kmの距離にあります。一方、虹橋国際空港(SHA)は西側にあり、市内中心部から約13kmと近く、主に国内線や日本・韓国などへの短距離国際線を運航しています。年間旅客数は浦東が約7,680万人、虹橋が約4,790万人と、どちらも大規模で設備も整っています。このガイドでは、2つの空港の違い、市内へのアクセス方法(名物のリニアモーターカーを含む)、空港間の移動方法、そして日本人旅行者がよく戸惑うポイントを詳しく説明します。

Shanghai's two airports side by side: Pudong International terminal and Hongqiao terminal with maglev train

浦東(PVG)vs 虹橋(SHA):どちらの空港に到着する?

まず必ず確認すべきことは、航空券に記載された空港コードです。2つの空港は約40km離れており、間違えると乗り継ぎに支障をきたす可能性があります。

浦東国際空港(PVG)虹橋国際空港(SHA)
位置市内東側・中心部から約30km市内西側・中心部から約13km
主な路線ほぼすべての国際線国内線+東アジア短距離国際線(日本・韓国など)
ターミナルT1・T2T1・T2
特徴的な交通手段龍陽路駅までリニアモーターカー虹橋鉄道駅と直結
地下鉄2号線 + 空港聯絡線(新線)2号線・10号線

※ 重要なポイント:虹橋空港の第2ターミナルは虹橋総合交通ハブの中にあり、虹橋鉄道駅と同じ建物内です。高速鉄道(中国版新幹線)への乗り継ぎが徒歩で完結するため、鉄道と組み合わせた旅程の場合は非常に便利です。

💡 ポイント:上海で国内線に乗り継ぐ場合、2本のフライトが同じ空港かどうか必ず確認してください。浦東(PVG)→虹橋(SHA)の乗り換えは移動時間と手荷物の再チェックインがあるため、最低3〜4時間の余裕を見ておきましょう。

浦東空港(PVG)から市内へのアクセス

浦東空港は交通手段の選択肢が最も豊富です。それぞれの特徴を比較してみましょう。

Shanghai maglev train at the Pudong Airport platform with passengers waiting

リニアモーターカー(磁浮列車・マグレブ)

浦東空港と地下鉄龍陽路駅を結ぶ磁気浮上式リニアモーターカーです。約30kmの距離をわずか約8分で走り、最高速度は時速300km。上海観光のハイライトのひとつとも言えますが、市内中心部まで直行するわけではなく、龍陽路駅で地下鉄2号線または16号線に乗り換えが必要です。

種別片道往復
通常席50元80元
VIP席100元160元
当日航空券提示割引(通常席)40元
リニア+地下鉄1日券セット55元

※ 当日の搭乗券を提示すると通常席片道が20%割引(40元)になります(1枚の搭乗券につき1枚まで)。リニア+地下鉄24時間乗り放題のセット券(55元)もお得です。

運行時間:空港→龍陽路 約07:02〜21:42 / 龍陽路→空港 約06:45〜21:40
※ 早朝・深夜便ご利用の方は、出発前に上海空港公式サイトで最新時刻表をご確認ください。

💡 ポイント:リニアモーターカーが特に便利なのは、宿泊先が龍陽路駅周辺や地下鉄2号線沿線(陸家嘴、人民広場など)の場合です。目的地まで地下鉄で直接行ける場合は、タクシーや地下鉄のみの利用の方がシンプルなこともあります。

地下鉄2号線

地下鉄2号線(地铁2号线)は両空港と市内を結ぶ基幹路線です。浦東空港から陸家嘴、人民広場を経由して西へ進み、最終的に虹橋空港まで至ります。運賃は安く(最初の6kmは3元、以降約10kmごとに1元追加)、使いやすい路線ですが、浦東空港は路線の端に位置するため、市内まで時間がかかります。

※ 注意点:浦東空港付近の広蘭路(Guanglan Road)駅では、短編成と長編成の電車が入れ替わるため、ホーム対面の電車に乗り換えるよう案内されることがあります。案内放送や標識で誘導されるので慌てなくて大丈夫ですが、事前に知っておくと安心です。運行時間は概ね06:00〜22:30です。

空港聯絡線(新線)

比較的新しい空港聯絡線(市域機場線)は、虹橋T2〜浦東空港を約40分で直結する最速の鉄道連絡手段です。運賃は浦東〜虹橋間で26元(最低4元〜)、浦東発の始発は約06:00、終電は約22:15で、約15分間隔で運行しています。開業後にダイヤ改正が行われているため、ご利用前は上海空港公式ページで最新情報をご確認ください。

タクシー

到着ロビーを出た場所に、明示された公式タクシー乗り場があります。必ず公式の列に並んでください。ターミナル内で声をかけてくる「タクシー」の客引きは絶対に利用しないでください。上海のタクシーメーター運賃は最初の3kmが14元(一部電気自動車・バンタイプは16元)、以降1kmあたり2.7元です。

追加料金のルール:

  • 15km超の区間はキロ単価に50%の割増が加算されます(浦東は遠いため注意)
  • 深夜23:00〜05:00は基本料金・キロ単価ともに30%割増
  • 春節期間中は1乗車あたり10元、5月・国慶節は5元の特別料金が加算されます

浦東空港は市内から遠いため、タクシー代は安くなく、渋滞によっても大きく変わります。事前に「定額」と言われても応じず、必ずメーターを使うよう主張してください。スマートフォンのアプリで配車サービス(Didi・滴滴など)を使う方法もあります。

⚠️ 注意:ターミナル内や駐車場で「タクシー」「送迎」と声をかけてくる人は白タク(無許可営業)です。法外な料金を請求されるケースが多いため、絶対に利用しないでください。正規のタクシー乗り場はターミナル外にスタッフと案内板があり、ドライバーは必ずメーターを使用します。

空港バス・深夜バス

浦東空港からは市内や虹橋へ向かう空港バスが複数運行しています。虹橋T2行きの路線は30元で約06:00〜23:00に運行。上海駅(北広場)行きは2〜28元で所要時間約80分。地下鉄・リニアの終電後は深夜バスが23:00以降から最終便の着陸後約45分まで運行し、龍陽路・市内・虹橋方面へ向かいます(運賃約16〜30元)。詳しい路線情報は公式地上交通ページでご確認ください。

虹橋空港(SHA)から市内へのアクセス

虹橋空港は市内に近く、交通アクセスも非常に良好です。選択肢もシンプルです。

Inside the Hongqiao transport hub connecting the airport terminal, metro, and high-speed railway station
  • 地下鉄:第2ターミナルは2号線・10号線が乗り入れ、第1ターミナルは10号線が利用できます。2号線は人民広場・陸家嘴方面へ直通、10号線は新天地や旧フランス租界エリアへアクセス可能。市内中心部へは地下鉄が速くて安上がりでおすすめです。
  • タクシー:公式乗り場から乗車で、市内まで約30分、料金は渋滞状況により100〜150元程度(上海市公式交通情報による)。メーターのルールはPVGと同様です。
  • 空港聯絡線:浦東空港へ乗り継ぐ場合の最速手段(約40分、26元)。
  • 高速鉄道(中国版新幹線):第2ターミナルが虹橋鉄道駅と直結しているため、徒歩で新幹線ホームに移動できます。鉄道旅行との組み合わせには最適です。

上海到着後の地下鉄ルートや日程計画には、WaysChina アプリのオフライン地図と旅行プランナーが便利です。上海をはじめ中国の主要都市に対応しています。

浦東(PVG)⇔ 虹橋(SHA)空港間の移動

2つの空港間は約40kmあり、移動には相応の時間がかかります。主な移動手段を比較します。

移動手段所要時間料金特徴・注意点
空港聯絡線約40分26元最速・最も安定した鉄道連絡
空港バス(1番線)約60〜90分30元渋滞により変動あり
地下鉄2号線90分以上約8元最安値だが時間がかかる・乗換あり
タクシー約60分高め長距離+50%割増ゾーンあり
深夜バス変動あり36元虹橋発 約22:30〜01:00

※ 乗り継ぎフライトで空港が異なる場合、最低3〜4時間の余裕を確保することを強くおすすめします。ラッシュアワーや祝日はさらに余裕を持って計画してください。

空港内でのターミナル間移動

浦東空港では、T1とT2の間を無料シャトルバスが24時間・10〜15分間隔で運行しています。虹橋空港では、2つのターミナル間を無料シャトルバスまたは地下鉄10号線で移動できます。どちらの空港も、ターミナル間は徒歩では移動できないため、ご自身のフライトがどのターミナルかを事前に確認し、移動時間を考慮して行動してください。

240時間トランジットビザ免除について

上海は中国のトランジットビザ免除の対象地となっており、その条件は近年大幅に緩和されました。2024年末以降、対象54か国のパスポート保持者は、第三国・地域への乗り継ぎを条件に最大240時間(10日間)ビザなしで滞在できます。浦東空港・虹橋空港ともに対象の入国ポイントです。

主な条件:

  • 240時間以内に第三国・地域へ向かう座席指定済みの確定した乗り継ぎ便チケットが必要
  • 対象国のリストや滞在可能エリアは変更されることがあるため、渡航前に必ず公式情報を確認してください

最新の正確な情報は、上海市政府公式ビザページおよび中国ビザサービスセンターFAQでご確認ください。入国・出国に関する質問は上海の出入国ホットライン(+86-21-12367)へ。

💡 ポイント:トランジットビザ免除は通常の観光ビザとは異なる制度です。適用条件が細かく定められているため、対象かどうかを確認してから計画を立ててください。

日本人旅行者が注意すべきポイント

  • モバイルバッテリー(機内持ち込み):2025年半ば以降、中国民間航空規則により、3C認証マークのないモバイルバッテリーやリコール対象製品は国内線のセキュリティで没収される場合があります。日本で購入した製品でも3C認証のないものは注意が必要です。
  • 支払い方法:リニア・地下鉄・バスの切符購入は比較的簡単ですが、一部の自動券売機では海外発行のクレジットカードが使えないことがあります。アリペイ(支付宝)やWeChat Pay(微信支付)などのモバイル決済アプリを渡航前に設定しておくか、現金を用意しておくと安心です。
  • セキュリティの通過時間:浦東空港の国内線出発セキュリティはT1・T2ともに24時間対応していますが、各チェックインカウンターのオープン時間は事前に確認しておくことをおすすめします。
  • トイレ・Wi-Fi:両空港ともにトイレは清潔に保たれており、無料Wi-Fiも利用できます(速度は安定しないことがあります)。中国ではGoogle・LINEなどのサービスにアクセス制限があるため(グレート・ファイアウォール)、現地ではVPNや中国対応SIMカード・eSIMの準備が重要です。
  • 宿泊届出(公安届出):ホテル以外(Airbnbなど民泊施設や知人宅)に宿泊する場合、到着後24時間以内に最寄りの警察署への届出が義務付けられています。ホテルは通常、チェックイン時に自動的に手続きをしてくれます。

空港周辺のホテル

深夜便や早朝の乗り継ぎ、長時間のトランジットには、空港近くに宿泊するのがおすすめです。両空港ともにターミナル内または隣接したホテルがあり、シャトルバスで行けるホテルも複数あります。ゴールデンウィーク・お盆・年末年始などの繁忙期は空港周辺のホテルが埋まりやすいため、早めの予約をおすすめします。Booking Comでターミナルや予算に合ったホテルを比較・予約できます。

到着後のネット環境について

スマートフォンのモバイルデータ通信があれば、地図・配車・翻訳・決済など空港でのあらゆる場面がスムーズになります。多くの旅行者は、PVGまたはSHAに到着した瞬間からネットが使えるよう、渡航前に中国対応のeSIMを購入しておきます。Airaloなどで中国向けデータプランを事前にインストールしておくと便利です。タクシーや地下鉄を使う前にネット環境を整えておきましょう。

状況別おすすめアクセス早見表

あなたの状況浦東空港(PVG)からのおすすめ手段
体験重視・スピード優先リニアで龍陽路 → 地下鉄2号線に乗換
節約したい・急がない地下鉄2号線で終点まで直通
大きな荷物あり・深夜到着公式タクシー乗り場からタクシー
虹橋空港へ乗り継ぎ空港聯絡線
深夜0時以降に到着深夜バスまたは空港周辺ホテル宿泊

お役立ち連絡先一覧

  • 上海空港サービスホットライン(浦東・虹橋共通):021-96990
  • メール問い合わせ:浦東 [email protected] / 虹橋 [email protected]
  • リニアモーターカー案内:021-64370000
  • 出入国ポリシー確認ホットライン:+86-21-12367
  • タクシー配車(主要会社):大衆 96822 / 強生 62580000 / 錦江 96961 / 海博 96933

まとめ:上海空港ガイドのポイント

まず航空券の空港コードを確認しましょう。国際線は浦東(PVG)、国内線・東アジア路線は虹橋(SHA)が基本で、2空港は約40km離れています。浦東からはリニア+地下鉄2号線の組み合わせが定番、地下鉄のみが最安値、荷物が多い場合はタクシーが便利です。虹橋からは地下鉄でほとんどの場所へアクセスでき、高速鉄道(中国版新幹線)への乗り換えも徒歩で可能。空港聯絡線を使えば2空港間を約40分で移動できます。渡航前にモバイル決済とネット環境を整え、モバイルバッテリーの3C認証を確認し、トランジットビザ免除制度の適用可否も必ずチェックしてください。料金・ダイヤは変更されることがあるため、出発前に公式情報で最新情報をご確認ください。

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最終更新日:2026年6月

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