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上海完全ガイド|初めての上海旅行に必要なすべて

初めての上海旅行を計画するために必要な情報をすべて網羅。外灘(バンド)と浦東の夜景、豫園、旧フランス租界、上海グルメ、地下鉄の乗り方、おすすめホテル、ナイトライフ、3〜4日間のモデルコースまで詳しく解説します。

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上海は、中国の大都市の中で初めて訪れる旅行者にとって最も親しみやすい都市です。地下鉄は英語表示が完備され、モバイル決済を一度セットアップすれば街のほぼどこでも使えます。そして何より、川の西岸に立つと1920年代の重厚な石造りの銀行街を眺めながら、対岸には光り輝く高層ビル群がそびえ立つという、唯一無二の景色を体験できます。この対比——植民地時代のウォーターフロントと632メートルの超高層タワー——が上海という都市のすべてを物語っています。このガイドでは、見どころ・グルメ・交通・宿泊・3〜4日間のモデルコースに加え、杭州・蘇州・南京への日帰り・小旅行情報もご紹介します。

Shanghai Bund waterfront at dusk with historic buildings and the lit Pudong skyline across the Huangpu River

上海基本情報:旅行のベストシーズンと滞在日数

上海は中国東海岸、長江デルタ地帯に位置し、人口は約2,500万人。平坦で密集した市街地は、世界最大規模の地下鉄網で結ばれており、エリアによっては徒歩での散策も楽しめます。多くの旅行者が3〜4日間滞在し、主要な観光スポットを巡り、食を満喫し、近郊への日帰り旅行も楽しんでいます。

旅行のベストシーズン

季節時期特徴おすすめ度
3月〜5月温暖で過ごしやすく、晴れの日が多い⭐⭐⭐⭐⭐(最適)
9月〜11月空気が澄んで景色がきれい、気候も安定⭐⭐⭐⭐⭐(最適)
6月〜8月高温多湿、6月は梅雨、台風の可能性あり⭐⭐(避けたい)
12月〜2月寒くて湿気が多い(氷点下にはなりにくい)⭐⭐⭐(防寒必須)

※10月の第1週(国慶節の大型連休)は国内旅行者が激増します。混雑を避けたい方はこの時期を外すことをおすすめします。

💡 日本人旅行者へのヒント:到着前にアリペイ(支付宝)またはWeChat Pay(微信支付)をセットアップし、外国のクレジットカードを紐付けておきましょう。上海では、タクシー・コンビニ・博物館チケット・屋台グルメに至るまで、QRコード決済が主流です。ホテルや大型店舗では現金も使えますが、アプリがあると格段に便利です。詳しくは外国カードでアリペイを使う方法をご覧ください。

上海の主要観光スポット

外灘(バンド)/Wàitān

外灘(バンド)は黄浦江西岸に広がる遊歩道で、ネオクラシック・ゴシック・バロック・アール・デコなど52棟の歴史的建造物が立ち並びます。これらはかつて上海が租界都市として栄えた20世紀初頭、イギリス・フランス・アメリカなどの列強が設置した銀行・商社・領事館です。現在はホテルやレストランとして使われていますが、外観はほぼ当時のまま保存されています。

高架遊歩道を歩くと、川を挟んで浦東の摩天楼が正面に見えます。外灘が最も美しいのは日没後の1時間——歴史的建造物と高層ビルが両岸で一斉にライトアップされ、絶好の撮影チャンスです。入場無料で24時間開放。旧市街に近い南端と蘇州河に近い北端もそれぞれ散策する価値があります。

Row of historic European-style buildings along the Bund promenade in Shanghai at dusk
📸 撮影のヒント:外灘からの浦東夜景撮影は、日没30分後〜1時間後が黄金タイム。三脚があると安定した夜景写真が撮れます。週末は混雑するため、平日の訪問がおすすめです。

浦東スカイライン/Pǔdōng

浦東は1990年代初頭まで農地と倉庫が広がるエリアでしたが、今では中国を代表する金融地区に変貌しました。ここには中国を代表する超高層ビルが集まっています。

  • 上海タワー(632m):展望台は118階、世界第2位の高さを誇る
  • 上海環球金融中心:「栓抜き型」の開口部が特徴的なデザイン
  • 金茂タワー:伝統的な塔をモチーフにしたデザイン
  • 東方明珠タワー:カラフルな球体が特徴のシンボル的な存在

展望台に上らなくても、外灘からの眺めが最高の「定番ショット」です。ただし高さを体験したい方には、上海タワーの展望台が最も広いパノラマを提供します。晴れた日には川の蛇行と橋々をはっきり見渡せます。週末は特に混雑するため、事前予約がおすすめです。

展望台の入場券(並ばずに入れるファストパス付き)はplatforms like Klookで英語対応の時間指定チケットが購入できます。

豫園(よえん)/Yùyuán

豫園は明王朝の官僚が両親のために建造した16世紀の古典的中国庭園です。仮山(かざん)・錦鯉の池・東屋・龍の装飾が施された塀などが、コンパクトな空間に巧みに配置されています。現代的な上海の中に突如として現れる、静かな別世界です。

庭園内は有料で、昼間は混雑します。開園直後の早朝訪問がおすすめです。周辺には豫園商城(城隍廟)という観光客向けの商店街があります。やや値段は高めですが、上海名物の小籠包(シャオロンバオ)の老舗「南翔饅頭店」は行列必至の必訪スポット。また、池の上に建つ湖心亭(フシンティン)茶館はジグザグ橋を渡った先にあり、風情豊かな茶体験ができます。

Classical pavilions, rockery and pond inside Yu Garden in Shanghai's old city

旧フランス租界/Fǎ Zūjiè

旧フランス租界は上海中心部で最も緑豊かで、のんびりとした雰囲気のエリアです。プラタナス並木の街路、低層の石庫門(シクーメン)建築、おしゃれなブティック・カフェ・ワインバーが点在します。1940年代まで続いたフランス統治時代の街路レイアウトが今も残っています。

観光スポットを「チェック」するというより、ゆっくり散歩を楽しむエリアです。おすすめの起点:

  • 田子坊(ティエンズーファン):路地を改装した迷宮のような小路にショップやバーが集まる
  • 新天地(シンティエンディ):石庫門を修復した洗練されたエリア(やや高め)
  • 武康路:船の先端形状の「武康大楼」をはじめ、映えスポットが続く通り

復興公園周辺や安福路・五原路エリアも、あてもなく歩くだけで楽しいです。午後から夜にかけて訪れるのがおすすめです。

💡 移動のヒント:旧フランス租界は徒歩または自転車で巡るのが最適ですが、エリア自体は複数の地下鉄駅にまたがっています。散策ルートの計画や時間帯ごとのスポットの組み合わせには、WaysChina アプリのオフライン地下鉄マップと旅程プランナーが便利です。

上海グルメ完全ガイド

上海料理(本幇菜/běnbāng cài)は甘みと旨みのバランスが特徴で、醤油・砂糖・紹興酒を多用します。日本人の口にも合いやすく、食べ歩きにも最適です。

必食!上海の定番グルメ

料理名日本語説明食べ方のポイントおすすめ店
小籠包(シャオロンバオ)スープが入った蒸し餃子。上海の代名詞まず小さな穴を開けてスープを飲み、その後全体を食べる鼎泰豊(ディンタイフォン)、佳家湯包
生煎包(シェンジャンバオ)底をカリッと焼いた肉まん、中はジューシー熱いので火傷注意。立ち食いOK大壺春、小杨生煎
紅焼肉(ホンシャオロウ)豚バラ肉の甘醤油煮込み。艶々でとろける食感白ご飯と一緒に食べると絶品老正興など老舗上海料理店
葱油拌麺(ツォンヨウバンミェン)ねぎ油和え麺。シンプルだがクセになる味朝食や軽食として人気街の麺屋・食堂
大閘蟹(ダージャーシェ)上海蟹(ハナサキガニ)。秋の期間限定の絶品蒸して酢醤油でいただく。10〜11月が旬蟹専門店、正規の水産市場
Shanghai xiaolongbao soup dumplings in a bamboo steamer with vinegar and ginger

どこで食べる?

  • 街の小さな麺屋・食堂:安くて本場の味。写真メニューが多く指差しでOK
  • ショッピングモールのフードコート:清潔で冷暖房完備、英語メニューも多い
  • 豫園・城隍廟周辺:観光客向けだが歴史ある老舗が揃う
  • 旧フランス租界:上海料理から世界各国料理まで多彩な選択肢

中国語が読めなくても大丈夫です。ほとんどの店に写真メニューや英語メニューがあります。詳しくは中国語ゼロでも注文できるガイド上海グルメ完全ガイドをご覧ください。

⚠️ 注意:詐欺に気をつけて!外灘や南京路周辺では「お茶会詐欺」「美術学生詐欺」が多発しています。英語を話す見知らぬ人に「お茶を飲みに行かない?」「私のギャラリーを見ていって」と誘われると、後から法外な請求書が来ることがあります。見知らぬ人についてどこかに行く誘いは丁寧に断りましょう。詳しくは中国の観光詐欺一覧をご確認ください。

上海の交通手段:地下鉄・タクシー・空港アクセス

地下鉄(上海地铁)

上海の交通の要は地下鉄です。20路線以上が走り、英語の駅名表示・車内アナウンスが完備されています。清潔で料金も安く(1回あたり約3〜9元)、一番使いやすい移動手段です。

  • 切符購入:券売機で1回券購入(英語対応あり)、またはアリペイ(支付宝)・WeChat Pay(微信支付)のQRコードで改札をスキャン
  • 運行時間:概ね5:30〜22:30〜23:00(路線により異なる)
  • マナー:車内での飲食・大声での通話は控えましょう。日本と同様に整列乗車が基本です

タクシー・Didi(滴滴)

ドア・ツー・ドアの移動にはDidi(滴滴)(英語対応の配車アプリ、アリペイにも内蔵)が便利です。街中のタクシーも豊富でメーター制ですが、目的地を中国語で書いたメモか地図アプリを見せられると安心です。空港や駅で「安いタクシーはどうですか?」と声をかけてくる無許可ドライバーには絶対に乗らないでください。

空港アクセス

上海には2つの国際空港があります。

  • 浦東国際空港(PVG):市の東部に位置し、遠め。リニアモーターカー(磁浮列車)に乗ると時速300km以上で約8分で龍陽路駅に到着、その後地下鉄に乗り換え。地下鉄2号線でも直通だが時間がかかる
  • 虹橋国際空港(SHA):市街地に近く、地下鉄2号線・10号線で市内中心部へアクセス可能

詳しくは上海空港ガイド(PVG・SHA)をご覧ください。

交通手段まとめ表

交通手段最適なシーン料金目安注意事項
地下鉄ほとんどの移動3〜9元英語表示あり、QRコード乗車可能
Didi(滴滴)/タクシー深夜・荷物あり・グループ移動15元〜アプリは英語対応、目的地は中国語で
リニアモーターカー浦東空港(PVG)からのアクセス約50元8分で龍陽路駅着、その後地下鉄乗換
シェアサイクル旧フランス租界の散策約1.5元/30分アリペイでロック解除

詳細は中国地下鉄ガイドタクシー・配車アプリガイドをご覧ください。

上海のおすすめホテルエリア

旅の目的によって泊まるエリアを選びましょう。

エリア特徴こんな方におすすめ
外灘/南京路東ウォーターフロントへ徒歩圏内、絶景、やや高め観光を優先したい方、特別な旅行
旧フランス租界緑豊か、カフェやナイトライフが充実、夜は静かのんびり散歩を楽しみたい方
人民広場/静安寺交通の要所、博物館・ショッピングに便利、価格帯が幅広い初めての上海、効率よく観光したい方
陸家嘴(浦東)高層ホテルからの絶景、ビジネス色が強い出張、夜景を客室から楽しみたい方

上海にはホステル・格安チェーン(漢庭、吉品、亚朵など)から外灘の歴史的高級ホテルまで、あらゆる価格帯の宿泊施設が揃っています。予約はBooking.comが英語対応で上海の選択肢が最も豊富です。

※ 宿泊届出(公安届出)について:日本のホテルと同様に、中国のホテルはチェックイン時に外国人旅行者のパスポート情報を公安に届け出ることが義務付けられています(住宿登记)。これは通常の手続きで、フロントが処理してくれます。チェックイン時にパスポートを持参してください。詳しくはホテル予約と宿泊届出のルールをご覧ください。

上海のナイトライフ

上海は中国本土で最もバラエティ豊かなナイトライフを楽しめる都市です。

  • ルーフトップバー:外灘のホテルや浦東の高層タワーからの夜景を楽しみながらカクテルを
  • カクテルバー・スピークイージー:旧フランス租界に点在する隠れ家バーが人気
  • ライブミュージック・クラブ:幅広いジャンルの音楽シーンが充実

初心者向けのおすすめエリア:Found 158(バーとクラブが集まるサンクンプラザ)、永康路(ヨンカン・ロード)周辺、東湖路周辺。

より伝統的な夜の楽しみ方として、アクロバットショーがおすすめです。上海のアクロバット団は世界トップクラスで、英語の座席図で事前にオンライン予約できます。詳しくは中国のアクロバットショーガイドをご覧ください。

Plane-tree-lined street in Shanghai's former French Concession with cafés and low-rise lane houses

ショッピング

  • 南京路歩行街:有名な歩行者天国。活気があり、人間ウォッチングに最適(掘り出し物は少なめ)
  • 新天地・IAPM:国際ブランドが揃うショッピングエリア
  • 旧フランス租界のブティック・田子坊:デザイン雑貨・アート・お土産など地元らしいアイテムが見つかる
  • APプラザ(上海科技館地下):ブランドコピー品が集まるマーケット。値段交渉必須、品質の確認を忘れずに

ショッピング全般のコツは中国ショッピングガイドをご覧ください。

日帰り・近郊旅行:高速鉄道で行く3都市

上海は長江デルタの交通ハブです。近郊の3都市は高速鉄道(中国版新幹線)で気軽に訪れることができます。列車の予約は公式の12306(中国鉄道公式サイト)か、英語インターフェースが使いやすいTrip.comがおすすめです。

都市所要時間主な見どころ宿泊
蘇州約25〜30分世界遺産の古典庭園、運河、水郷の街並み日帰り可(最も簡単)
杭州約45〜60分西湖、茶畑(龍井茶)、寺院1泊がおすすめ
南京約1時間30分明代の城壁、中山陵、南京大虐殺記念館日帰り〜1泊

3都市を周遊したい場合は江南水郷ルートもご参照ください。列車チケットの予約方法は中国の鉄道チケット予約ガイドをご覧ください。

Canal with arched stone bridge and white-walled houses in Suzhou near Shanghai

上海 3日間モデルコース

1日目:クラシック上海を満喫

時間帯スポット・活動ポイント
午前豫園・旧市街開園直後が空いていておすすめ
昼食豫園商城で小籠包など南翔饅頭店の小籠包は必食
午後外灘(バンド)を散策歴史建築と浦東スカイラインを眺める
夕方〜夜外灘の夜景鑑賞日没後1時間が最も美しい
夕食南京路周辺上海料理か多国籍料理を楽しむ

2日目:浦東の摩天楼と文化施設

時間帯スポット・活動ポイント
午前陸家嘴(上海タワー展望台)事前チケット予約推奨
午後上海博物館または中華芸術宮陸家嘴から地下鉄で移動
夕方〜夜旧フランス租界ディナーとバー巡りに最適

3日目:旧フランス租界 or 蘇州日帰り

  • オプションA(市内滞在):田子坊・武康路の散策、カフェめぐり、ショッピング
  • オプションB(日帰り旅行):朝の新幹線で蘇州へ(25〜30分)、古典庭園と水郷を観光して夕方帰着

4日目がある場合は、杭州へ1泊旅行を加えるのがおすすめです。詳しい日程は上海3日間モデルコースをご覧ください。上海はまた北京・西安・上海クラシックルートの出発点または終点としても人気です。

日本人旅行者がよく迷う5つのポイント

  1. モバイル決済の準備:アリペイ(支付宝)またはWeChat Pay(微信支付)を日本出発前にセットアップし、外国カードを紐付けておきましょう。現地で詰まる一番多いトラブルです。
  2. VPNについて:中国ではグーグル・LINE・Instagram・Facebookなどが利用できません。VPNは出発前に準備しておきましょう(現地ではダウンロード・購入が難しい)。
  3. SIMカード・eSIM:日本のSIMは中国でローミング利用できますが割高です。現地SIMカードか、日本で購入できる中国対応eSIMが便利です。
  4. トイレ事情:上海の市内中心部や観光スポットのトイレは清潔に整備されています。地下鉄駅・ショッピングモール・主要観光地はほぼ洋式トイレあり。念のためティッシュ持参を。
  5. Wi-Fi環境:ほとんどのホテル・カフェ・ショッピングモールでWi-Fiが使えますが、繋いだ後にVPNが必要な場合があります。

上海旅行のまとめ

上海は中国への入口として最も旅行しやすい都市です。地下鉄の英語表示、便利な配車アプリ、あらゆる価格帯の絶品グルメ、そしてコンパクトにまとまった主要観光スポット。出発前にモバイル決済をセットアップし、日没後の外灘の夜景を堪能して、1日かけてグルメ探索を楽しみ、もう1日は旧フランス租界か蘇州への日帰りにあてる——3〜4日間あれば上海を十分に楽しめ、さらに長江デルタの周辺都市まで足を伸ばす余裕もあります。

次のステップ:宿泊エリアを決め、展望台やアクロバットショーのチケットを事前予約し、旅行前に最新のビザ・入国条件を必ず確認してください。(条件は変わることがあります。)

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最終更新日:2026年6月

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