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中国本土の電圧は220ボルト・50Hzで、よく見かけるコンセントはType A(2つの平行な平ピン、アース無し)とType I(3つの平ピンが三角形状に配置、アース付き)の2種類です。日本をはじめ、アメリカ・イギリス・ヨーロッパからお越しの方は、変換プラグなしではコンセントに差し込めません。また、一部の機器は変換プラグだけでなく電圧変換器も必要になります。
このガイドでは、中国旅行に持っていくべき電源アイテムを「必須」「あると便利」「状況次第」に分けてご紹介します。また、2025年6月28日から施行された新ルールとして、中国国内線でモバイルバッテリーに中国独自の「3C認証マーク」が必須となった点は特に重要です。日本で購入したモバイルバッテリーは、ほぼ確実にこの認証を取得していません。フライト前に必ずご確認ください。

まず確認:中国にはアダプターが必要か?
結論から言えば、ほぼ確実にプラグアダプターが必要です。電圧変換器については、お持ちの機器によって異なります。
- プラグアダプター:必要です。日本のコンセントの形状(Type A)は中国でも使えますが、アース付きのType Iコンセントには差し込めないことがあります。ユニバーサルタイプのアダプターを1つ持っていくと安心です。
- 電圧変換器:一部の機器のみ必要です。スマートフォンやパソコンの充電器はほぼ全て「マルチボルテージ対応(100〜240V)」なので変換器は不要ですが、日本国内専用(100V専用)のドライヤーなどは変換器が必要です。
中国のコンセント・プラグの種類
中国本土のコンセントは国家規格GB 2099.1・GB 1002に基づき標準化されており、準拠した製品にはCCC(3C)認証マークが表示されています。実際に見かける主なタイプは以下の通りです。
| タイプ | 説明 | 中国での普及状況 |
|---|---|---|
| Type A | 2本の平行な平ピン(アース無し)。日本・アメリカのプラグと同形状。 | アース不要の機器に広く使用。 |
| Type I | 3本の平ピンが三角形状(アース付き)。定格10Aまたは16A・250V。 | アース付き機器の標準プラグ。 |
| Type C | 2本の丸ピン(ヨーロッパ式)。 | 2021年改定の国家規格では新規設置不可。古い建物では今も見かける。 |
実際のホテルや住宅では、Type A・Type C・Type I の3種すべてに対応したコンビネーションソケットが今も多く設置されています。2021年の規格改定でこのタイプの新規設置は禁止されましたが、既存のものは引き続き使われているため、旅行中に出会うことがほとんどです。
※日本のプラグはType Aと同形状ですが、片方のピンが太い「極性付きプラグ」の場合、中国のコンセントに入らないことがあります。その場合もユニバーサルアダプター1つで解決できます。

電圧の確認方法:変換器が必要かどうかの見分け方
機器を壊さないために、出発前に必ず確認してください。充電器や電源プラグ付近に記載された「INPUT(入力電圧)」の表示を確認します。
- INPUT: 100–240V(または100–240V〜)と書いてある場合:「マルチボルテージ(全世界対応)」の機器です。中国の220Vにも対応しているので、プラグアダプターのみでOK、変換器は不要です。スマートフォン・パソコン・カメラ・タブレットの充電器はほぼ全てこちらです。
- INPUT: 100V のみ、または 110V のみと書いてある場合:日本国内専用(または北米専用)の「シングルボルテージ」機器です。中国の220Vをそのまま流すと過熱・故障・発火の恐れがあります。変圧器が必要、または持参を避けるのがベターです。
特に注意が必要な機器は、ドライヤー・ヘアアイロン・カールアイロン・一部の電気シェーバーなど、日本で購入した美容・理容家電です。
【重要】モバイルバッテリーの新ルール:知らないと没収されます
国内線を利用する予定がある方は、必ずこのセクションを読んでください。
2025年6月28日から、中国では国内線において、3C(CCC)認証マークのないモバイルバッテリーの機内持ち込みが禁止されています。マークが読み取れない場合や、回収・リコール対象のモデルも同様に禁止です。
日本人旅行者にとっての問題点:日本・アメリカ・ヨーロッパのメーカーが販売するモバイルバッテリーには、中国の3C認証マークがほぼ付いていません。有名ブランドの製品であっても同様です。つまり、日本で購入したモバイルバッテリーは、中国の国内線セキュリティで止められる可能性が高いのです。
容量別のルール一覧
| 容量 | ルール |
|---|---|
| 100Wh以下 | 航空会社の事前承認なしで持ち込み可 |
| 100Wh超〜160Wh以下 | 航空会社の事前承認が必要 |
| 160Wh超 | 機内持ち込み・預け入れともに不可 |
その他の重要なルール:
- モバイルバッテリーは必ず機内持ち込み(手荷物)。預け荷物への入れ忘れに注意。
- 1人あたり最大2個まで。
- 個人使用目的のものに限る。

日本人旅行者への実践的アドバイス
- 最も確実な対策:中国到着後、現地で3C認証済みモバイルバッテリーを購入する。コンビニ・家電量販店・ネット通販(淘宝など)で気軽に購入でき、価格も手頃です。国内線に乗る前日までに購入しておきましょう。
- 国際線(入国・出国)については空港によって対応が異なりますが、国内線でのチェックが最も厳格です。「国際線では通れたから大丈夫」と思わないようにしてください。
- スマートフォン・パソコン・タブレット・カメラ本体は、この3C認証要件の対象外です。
- 日本から持参する場合、100Wh以下の製品を事前に確認しておくことをおすすめします(Wh数は製品本体またはパッケージに記載)。ただし3C認証の有無は別問題ですので注意してください。
詳しくは中国民航局の公式モバイルバッテリー通知および北京市場監督管理局の「三つの必須・三つの禁止」まとめをご参照ください。
国際線のみ利用する場合は、100Wh以下の一般的なモバイルバッテリー(Power Bank)で問題ありません。ただし中国国内線を1区間でも利用する場合は、現地で3C認証済みの製品を購入することを強くおすすめします。
持ち物チェックリスト:電源・充電関連
重要度別に整理しました。出発前にご確認ください。
必須アイテム
- ユニバーサルトラベルアダプター:Type A・Type I・Type Cなどすべてに対応するタイプを1つ。USB-AポートとUSB-Cポートが内蔵されていると、壁のコンセント1口で複数機器を同時充電できて便利です。おすすめ製品はTech Accessoriesからご確認いただけます。
- スマートフォン充電器+ケーブル:ほぼ全てマルチボルテージ対応なので、プラグアダプターのみでOK。
- パソコン用充電器:こちらもほぼ全てマルチボルテージ対応。
強くおすすめするアイテム
- モバイルバッテリー(国内線利用の場合は現地で3C認証済み品を購入):中国では交通・決済・地図など、ほぼすべての行動がスマートフォンに依存します。バッテリー切れは「支払いができない」「電車のQRコードが読めない」「タクシーが呼べない」に直結するため、必携です。
- マルチポートUSB充電器:アダプターの数を減らせます。GaN(窒化ガリウム)タイプは小型で高出力でおすすめ。
- 小型の電源タップ(日本から持参):アダプターを1つ差し込み、残りの機器はタップのコンセントから充電できます。アダプターの個数を最小限に抑えられる便利な方法です。
状況に応じて
- ステップダウン変圧器(降圧トランス):100V専用機器をどうしても持参する場合のみ。
- マルチボルテージ対応のトラベルドライヤー・ヘアアイロン:ホテルの備え付けを使いたくない場合。「海外対応」「100-240V対応」と記載された製品をご選択ください。
- カメラ用バッテリー+充電器:充電器はマルチボルテージ対応のものがほとんど。予備のリチウムイオンバッテリーはモバイルバッテリーと同様に機内持ち込み(手荷物)のみ対応です。
香港・マカオ・台湾を訪れる場合は別途確認を
中国本土と同じ旅程で香港・マカオ・台湾を訪れる場合、中国本土用のアダプターだけでは対応できないケースがあります。
| 地域 | 電圧 | コンセントタイプ | 本土用アダプターで対応可能か? |
|---|---|---|---|
| 中国本土 | 220V / 50Hz | Type A、Type I | — |
| 香港 | 220V / 50Hz | Type G(英国式・3本の角型ピン) | ❌ 別途イギリス式アダプターが必要 |
| マカオ | 220V / 50Hz | 主にType G | ❌ 別途イギリス式アダプターが必要 |
| 台湾 | 110V / 60Hz | Type A、Type B | ⚠️ 電圧が異なる。マルチボルテージ機器はOK。220V専用機器は使用不可 |
香港・マカオはイギリス式のType Gプラグ(3本の角型ピン)を採用しています。電圧は本土と同じ220V/50Hzなので変圧器は不要ですが、プラグの形が異なるため別途Type Gアダプターが必要です。台湾は日本と同様の110V/60Hzなのでマルチボルテージ機器には問題ありませんが、220V専用機器があれば要注意です。ユニバーサルアダプターを1つ用意しておけば、これらすべての地域に対応できます。

出発前の最終チェックリスト
荷造りを終える前に、以下を確認してください。
- ☐ すべての充電器の「INPUT(入力)」表示を確認し、100–240V対応であることを確かめた
- ☐ 100V専用機器(ドライヤーなど)は自宅に置いていくか、変圧器を準備した
- ☐ ユニバーサルトラベルアダプター(できればUSBポート付き)を最低1個パッキングした
- ☐ 国内線を利用する場合、現地で3C認証済みモバイルバッテリーを購入する計画を立てた
- ☐ モバイルバッテリー・予備リチウムバッテリーは機内持ち込み手荷物のみ(最大2個まで)
- ☐ 香港・マカオに立ち寄る場合はType G(イギリス式)アダプターも準備した
- ☐ 機器が多い場合は小型電源タップを持参してアダプターの数を減らした
まとめ
中国本土の電源対策は、ポイントを押さえれば難しくありません。
- プラグアダプター:ユニバーサルタイプを1つ持てばOK。
- 電圧:スマートフォン・パソコン・カメラ充電器など現代の機器はほぼ全てマルチボルテージ対応なので、変圧器は基本不要。日本の家電(ドライヤーなど)のみ要注意。
- モバイルバッテリー:国内線を1区間でも利用するなら、中国到着後に3C認証済みの製品を現地購入するのが最も確実な対策です。
アダプター1つ、充電器の入力電圧確認、モバイルバッテリーの対策——この3点を押さえれば、電源まわりの準備はほぼ完璧です。最新の航空規則は変更される可能性があるため、渡航前に最新情報を確認することをおすすめします。
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