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中国を訪れる外国人旅行者は、マナーについてかなり大目に見てもらえます。ルールを知らなくて当然と思われていて、ちょっとした失敗はその場で許されるのがふつうです。ただ、気をつけるべきことも少しだけあります。覚えておきたいのは次のとおりです。ご飯に箸を突き立てないこと。贈り物に置き時計や掛け時計を選ばないこと。乾杯をきっぱり断らないこと(飲めないならお茶を掲げます)。人前で怒ったり、大声で言い争ったりしないこと。寺院では肩とひざを隠し、写真を撮る前に撮影してよいかを確認すること。また、中国本土のレストランではチップは要りません。
すべての土台にある考え方:面子と和
中国のマナーの多くは、二つの考え方を知っておくと理解しやすくなります。
一つめは「面子」(面子、miànzi)です。人前での体面や立場のことを指します。人前で相手の間違いを正す、はっきり突っぱねる、相手の失敗を笑う、相手が仕事をこなせない人に見えるようにする。こうしたことをすると、相手は「面子を失う」ことになります。反対に、人前でほめる、招いてくれた人に食事のお礼を言う、相手の間違いを指摘せずに引っ込めさせてあげる、といったことは「面子を立てる」ことになります。面子は本人だけでなく、その場で見ている人全員に関わります。そのため、一対一なら問題ない苦情でも、大勢の前で言うと攻撃のように受け取られることがあります。
二つめは「和」(和谐、héxié)です。物事を円く収めて、表立った衝突を避けることです。はっきりした「いいえ」はきつく感じられるので、断るときは「たぶん」「ちょっと都合が悪くて」(不太方便、bú tài fāngbiàn)「考えておきます」のようにやわらげて言うことがよくあります。何かを頼んであいまいな返事が返ってきたら、それは遠回しな「いいえ」であることが多いです。白黒はっきりさせようと押すと、相手ははっきり断るか、できない約束をするかのどちらかを迫られ、どちらも気まずくなります。
実際の場面では、次のようにします。
- トラブルがあっても落ち着いて対応する。ホテルの予約ミスや列車の遅れは、大きな声を出すより、丁寧に落ち着いて頼んだほうが早く解決します。怒鳴るとスタッフは同僚の前で面子を失い、かえって手を貸してくれにくくなります。
- 苦情は人前ではなく、個別に伝える。ガイドや店員がミスをしたときは、少しわきに呼んで話します。
- ほめられたら軽く「いえいえ」と返す。謙遜するのが当たり前です。中国語を二言話しただけで「上手ですね」と言われたら、笑顔で「哪里哪里」(nǎlǐ nǎlǐ、「とんでもない」)と返すのが定番です。
- ぶしつけな質問や発言を失礼と受け取らない。体重や年齢、収入について聞かれても、たいていは好奇心からで、悪気はありません。
外国人はどのくらい大目に見てもらえるのでしょうか。かなり大目に見てもらえます。習慣を知らないのは当然と思われていて、努力している姿を見るだけで喜んでくれる人も多いです。旅行者が本当に相手を怒らせてしまうのは、ほぼ次の三つのどれかです。人前で怒りをあらわにすること、地元のものをばかにすること、宗教施設のルールを無視すること。この三つを避けていれば大丈夫です。
あいさつと第一印象
あいさつは控えめです。軽くうなずいて笑顔で「nǐ hǎo」(你好、こんにちは)と言えば、ほとんどの場面で足ります。年上の人やあらたまった場では、より丁寧な「nín hǎo」(您好)を使います。友人同士では「ご飯食べた?」(吃了吗、chī le ma)とあいさつする人が多いですが、これは「やあ」くらいの意味で、食事の誘いではありません。
ビジネスやあらたまった場では握手がふつうです。欧米のしっかりした握手より軽めで、少し長めに握ることが多く、たいていは年上や立場が上の人から手を差し出します。初対面の相手とハグや頬へのキスはせず、特に年配の人には気まずく感じられます。深いお辞儀もしません。軽くうなずけば十分です。迷ったら、相手に合わせてください。
呼び方
中国人の名前は姓が先に来ます。「王偉(Wang Wei)」なら姓は王です。下の名前ではなく、「姓+肩書き」で呼びます。たとえば「王部長」にあたる「王经理」(Wáng jīnglǐ)、「李社長」にあたる「李总」(Lǐ zǒng)、「張先生(医師)」にあたる「张医生」(Zhāng yīshēng)です。「老师」(lǎoshī、先生)は教師だけでなく、職業がわからない専門職の人や年配の人への丁寧な呼び方としても広く使われます。まったく知らない相手には「先生」(xiānsheng、男性への敬称)と「女士」(nǚshì、女性への敬称)が使えます。中国語の「先生」は日本語の「先生」とは意味が違い、「〜さん」にあたる呼び方です。下の名前や英語名で呼んでいいと相手に言われるまでは、呼び方を変えないでください。
年長者は敬われます。グループでは最年長の人に最初にあいさつし、ドアでは先を譲り、よい席を勧めます。
名刺とWeChat
日常生活では、今はほとんどの人がお互いのWeChat(微信、Wēixìn)のQRコードを読み取って連絡先を交換しますが、あらたまったビジネスの場では今も名刺(名片、míngpiàn)を交換します。名刺に中国語面があるなら中国語面を上にして、相手が文字を読める向きで両手で渡します。もらった名刺を折る、書き込む、手でいじるのは失礼とされます。受け取ったら数秒かけて目を通し、打ち合わせのあいだは自分の前のテーブルに置くか名刺入れにしまいます。ズボンの後ろポケットには入れません。
WeChatで友だち追加をしようと言われたときは、ふつうは立場が上の人がQRコードを見せ、こちらが読み取ります。WeChatを持っていなければ、名刺やメールアドレスで問題ありません。海外の電話番号での登録方法はWeChatの設定ガイドで説明しています。
食事のマナー
マナーがいちばん目に見える形で出てくるのは食事の場面です。ただし、作法が完璧であることより、くつろいでおいしく食べることのほうが大切です。中国の食事は大皿を分け合うスタイルで、料理はテーブルの真ん中に置かれ、全員がそこから取ります。円卓の中央にはたいていガラスの回転テーブルがあります。回すときはゆっくり、たいていは時計回りに回し、誰かが料理を取っている最中でないかを確認してから動かします。
次のような習慣を守れば、よいお客さんになれます。
- 招いた人を待つ。招いた人か最年長の人が箸を取るか、「どうぞ」と勧めるまで食べ始めません。
- 料理は自分に近い側から取る。いちばんよいところを探して皿の中をかき回さないでください。
- 注文は招いた人に任せる。招かれた側なら、料理を選ぶのは招いた人です。「何でも食べます」と言うのは礼儀にかなっています。アレルギーや食事の制限は、早めにはっきり伝えてください。
- どの料理も少しずつ食べてみる。苦手なものを食べきる必要はありません。少し味見して、ひと言ほめれば十分です。
- 料理を取り分けてもらうことを想定しておく。招いた人がいちばんよいところを取り分けてくれることがあります。食べきれない分は残してかまいません。
- 骨や殻は取り皿かテーブルクロスの上に置く。気軽な店なら、テーブルの上や小皿にきれいにまとめて置くのはふつうのことです。
テーブルに取り箸や取り分け用のスプーンがあれば、それを使ってください。自分の箸で他の人に料理を取ってあげるのは失礼とされていて、大皿料理には別に取り箸(公筷、gōngkuài)が添えられていることがよくあります。席ごとに黒と白の二膳を置く店もあります。黒い箸は自分用で口に入れるもの、白い箸は大皿から料理を取るためだけのものです。2025年6月15日に施行された全国の飲食業に関する規則では、客から求められたら、店は取り分け用のスプーンと箸を出さなければなりません。上海では2020年から任意の地方標準があり、さらに一歩進んで、料理一皿ごとに取り分け用のスプーンか箸を添えることを推奨しています。取り分け用の道具が見当たらなければ「gōngkuài(公筷)」と頼めば持ってきてくれます。上海市政府の英語ポータルには、同じ基本をまとめた短い中国の食事マナーの解説(英語)があります。

本当に気をつけたい箸のマナー
箸のタブーの多くは葬儀の習わしから来ていて、だからこそ周りの人が反応します。日本の「立て箸」や「箸渡し」と同じ理由のものも多いので、日本の方にはなじみやすいはずです。日本と違うのは、使っていない箸を茶碗の上に横に渡して置いてもよいことです(日本では「渡し箸」として嫌われます)。知っておきたいのは次のとおりです。
- 料理、特にご飯に箸を突き立てない。死者に供える線香のように見えるためで、いちばんよく知られたタブーです。箸置きに置くか、茶碗の上に渡して置きます。
- 箸先をかんだりなめたりしない。箸で料理を突き刺すのもやめましょう。つかみにくいものはレンゲを使います。
- 箸で茶碗や皿を引き寄せたり押したりしない。器は手で動かします。
- 箸で茶碗をたたかない。茶碗をたたくのは物ごいを連想させます。
- 箸で人を指さない。話しながら箸を振り回すのもやめましょう。
- 自分の箸から他の人の箸へ料理を渡さない。骨を扱う葬儀の儀式を思わせるためです。相手の取り皿に置いてあげてください。
- 箸を料理の上で迷わせたり、皿の中を探ったりしない。箸を伸ばす前に、何を取るか決めておきます。
箸がうまく使えなければ、遠慮せずにスプーンかフォーク(叉子、chāzi)を頼んでください。置いている店は多いです。
宴会の席次
あらたまった会食では、どこに座るかが大切です。ドアに向いた席が上座で、主催者か主賓のための席です。その真向かいでドアに背を向けた席は副主催者の席で、店員とのやりとりや注文を担当します。ほかの客は上座から外側へ順位どおりに座るので、主催者に席を案内されるまで待つのが礼儀です。個室では、上座のナプキンだけがほかより高く折られていることがよくあります。あなたが主賓なら、その席を勧められるかもしれません。一度は丁寧に辞退して、それから座ります。
もてなし・乾杯・支払い
乾杯は宴会の中心です。よく耳にするのは「gānbēi」(干杯)で、「杯を干す」という意味です。この言葉で乾杯されたら、たいていはグラスを飲み干すことが期待されています。主催者に乾杯するときは立ち上がってグラスを両手で持ち、グラスを合わせるときに自分のグラスの縁を相手より低くして敬意を示します。グラスを低くするこのしぐさは、年上や立場が上の人なら誰に対しても使えます。
宴会はふつう次のように進みます。まず主催者が、多くは歓迎の意味で最初の乾杯をします。次に副主催者が乾杯します。そのあと客が順番に席を回り、立場が上の人から一人ずつ乾杯していきます。招かれた側は、食事中のどこかで一度、主催者にお礼の乾杯をしましょう。一人で飲まないでください。ひと口飲みたいときは、まず誰かにグラスを掲げてから飲みます。
ビジネスの会食では、白酒(báijiǔ、穀物から造る透明な蒸留酒)のような強いお酒がよく出ます。周りのペースに合わせる必要はありません。最初に「お酒は飲みません」「お茶にします」と伝えておけば、無理に勧められることはめったにありません。相手を怒らせてしまうのは、グラスをまったく上げずにきっぱり断ることです。笑顔でお茶やジュースを掲げるのは、まったく問題なく受け入れられます。乾杯のときに「随意」(suíyì、「ご自由に」)と言えば、ひと口だけ飲むという意味になります。
食卓では互いのグラスや茶碗に注ぎ合うことが多く、注いでもらったらお礼を言います。口に食べ物が入っているときや会話をさえぎりたくないときは、人差し指と中指でテーブルを軽く二回たたいてください。声を出さない「ありがとう」の合図です。自分のグラスに注ぐ前に、まず隣の人に注ぎます。お茶のマナーについては中国茶の作法のガイドもご覧ください。
支払いについて。こちらから払うと申し出るのは礼儀ですが、ふつうは招いた人が自分で払うと言って譲りません。ごちそうになったらお礼を言い、次はこちらがごちそうすると伝えます。友人同士では会計の取り合いになることもよくあり、食事が終わる前にこっそり席を外してレジで払ってしまう人もいます。各自が食べた分ずつ払う割り勘(AA制、AA zhì)は若い人や同僚のあいだでは一般的ですが、招かれた食事でそれを持ち出すと、招いた人の面子をつぶしかねません。お返しをしたいなら、別の日にこちらから食事に誘いましょう。
食事の終わり方
招く側は、食べきれないほどの料理を注文するのがふつうです。皿が空になると、料理が足りなかったように受け取られることがあるからです。自分の皿に少しだけ料理を残すと、「もうおなかいっぱいです」という合図になります。一方で、食べ残しは以前ほど受け入れられなくなっていて、残った料理の持ち帰り(打包、dǎbāo)を頼むのはふつうのことで、失礼にもなりません。2025年の飲食業に関する規則では、店は客に持ち帰りを勧め、頼まれたら持ち帰り用の容器を出すことになっています。自分が注文する側なら少なめに頼んで、足りなければ追加しましょう。そもそもどんな料理が並ぶのかは、地域別の中国料理ガイドをご覧ください。
| 食卓の場面 | すること | 避けること |
|---|---|---|
| 食べ始め | 招いた人か最年長の人が食べ始めるのを待つ | 全員が席について勧められる前に食べる |
| 大皿料理 | 取り箸を使い、自分に近い側から取る | 皿の中を探る、人の前に手を伸ばす |
| 箸 | 箸置きか茶碗の縁に置く | ご飯に突き立てる、人を指す、茶碗をたたく、箸から箸へ料理を渡す |
| 乾杯 | 誰かにグラスを掲げてから飲む。年長者や招いた人にはグラスを低く | 一人で飲む、グラスを上げずに乾杯を断る |
| 注ぎ足し | 先に人に注ぐ。注いでもらったら指二本でテーブルをたたいてお礼 | 自分のグラスにだけ注ぐ |
| 会計 | 払うと申し出る。ごちそうになったら素直に受け、次はこちらがごちそうすると伝える | 招かれた食事で割り勘を言い張る |
| 残った料理 | 少し残しておなかいっぱいを示し、残りは持ち帰りを頼む | 招く側なのに、食べきれないほど大量に注文する |
贈り物のマナー
中国では、人の家を訪ねるとき、仕事相手に会うとき、もてなしへのお礼をするときなど、贈り物が人間関係を助けます。値段よりも、気持ちと渡し方のほうが大切です。

何を贈るか
- 自分の国のもの:地元のお菓子やクッキー、地方の名産品、相手がお酒を飲むなら良いワインや蒸留酒、しっかりした作りのおみやげなど。個人的な気持ちが伝わり、現地では買えないので、外国人旅行者にとっていちばん選びやすい贈り物です。
- 上質なお茶、果物、質のよいお菓子の詰め合わせ。家庭を訪ねるときに向いています。
- 子ども向けのもの。家族のいる家を訪ねるときに。
- ビジネスの場合:自分の会社や自分の街にちなんだものを、相手のグループ全体か、いちばん立場が上の人に贈ります。一人に高価なものを贈るのは避けます。
贈り物は両手で渡し、両手で受け取ります。赤や金の包装はおめでたい色で、安心して使えます。
避けたい贈り物
縁起の悪い贈り物の多くは、名前の発音が理由です。
- 置き時計・掛け時計。「時計を贈る」(送钟、sòng zhōng)は「死を看取る」(送终)と同じ発音です。いちばん避けるべきもので、年配の親族には腕時計も贈らないという人もいます。
- 傘。「傘」(伞、sǎn)は「別れる・散る」(散、sàn)と似た発音です。
- 梨、特に夫婦やカップルへの贈り物として。「梨」(梨、lí)は「離れる」(离、lí)と同じ発音です。梨を切り分けて人と分け合うのも避けましょう。
- 刃物(包丁やはさみなど)。関係を断ち切ることを連想させます。
- 四つ組のもの。「四」(四、sì)は「死」(死、sǐ)と似た発音です。それ以外は、ペアや偶数は縁起がよく、なかでも八(八、bā)は「栄える」という言葉と発音が似ているので、いちばん縁起のよい数字です。
- 白や黒の包装、白い封筒、白い花(特に菊)。葬儀を連想させます。
- 緑の帽子。「緑の帽子をかぶる」(戴绿帽子)は、男性がパートナーに浮気されているという意味です。せいぜい冗談の贈り物にしかなりません。
一度断ってから受け取る習慣と、紅包(红包)
贈り物が一、二度断られてから受け取られても驚かないでください。最初の辞退は謙遜で、本当の「いいえ」ではありません。もう一度気持ちを込めて勧めれば受け取ってもらえます。逆の立場でも同じで、贈り物を差し出されたら、一、二度丁寧に辞退してから受け取るのがふつうです。ただし外国人なら、そのままお礼を言って受け取ってもかまいません。贈り物はふつう贈った人の前では開けません。興味がないわけではないので気にしないでください。自分がもらったときも、贈った人に言われない限り、その場では開けないようにしましょう。
お金は赤い封筒(红包、hóngbāo)に入れて贈ります。結婚式や春節(旧正月)のほか、いくつかの場面で使われます。春節には主に子どもや未婚の年下の親族に贈ります。金額は八や六を含むもの、または偶数が好まれ、四を含む金額は避けられます。旅行中に結婚式に招かれることもあるかもしれません。相場は都市や相手との関係によって大きく違うので、相手の友人のあいだではどのくらいが一般的か、招いてくれた人に確認してください。白い封筒でお金を渡すのは絶対にやめましょう。白い封筒は葬儀で使われます。
しぐさとボディランゲージ
日常のしぐさの多くは、日本と同じ意味で通じます。知っておくとよいのは次のものです。
- 人を呼ぶとき。手のひらを下に向けて、指を自分のほうへ振ります。欧米式の、手のひらを上にして人差し指一本で「こっちへ来い」と招くしぐさは失礼とされ、動物に使うものです。
- 指さし。人を指一本で指すのは失礼です。手のひらを上にして、手全体で示してください。
- 物を手渡すとき。名刺、贈り物、書類、ホテルのフロントで出すパスポートなど、大事なものは両手で渡します。はさみやナイフを渡すときは、刃ではなく持ち手のほうを相手に向けます。
- 片手で数を数える。中国では一から十までを片手で表します。六は親指と小指を伸ばした形、八は親指と人差し指で「L」の形、十はこぶしを握るか、人差し指を交差させることが多いです。市場の屋台で、手で値段を示されたときに役立ちます。
- 足。椅子やテーブルに足をのせないでください。足の裏を人に向けるのも、特に寺院では避けましょう。
- 体の触れ合い。同性の友人同士が手をつないだり腕を組んだりすることがありますが、友情以上の意味はありません。都市部ではカップルが手をつなぐのはふつうですが、人前での長いキスは今も視線を集めます。大都市以外ではなおさらです。
- 人との距離と視線。列や人混みでは、日本より人との距離が近いと思っておいてください。大都市以外では、好奇心から外国人をじっと見る人もいます。笑顔でうなずけば、たいていそれで終わります。
- 大きな声の会話。レストランでにぎやかに大声で話すのはふつうのことで、怒っているわけではありません。人が多くてにぎやかで楽しい雰囲気を表す「热闹」(rènao)は、ほめ言葉です。
ほかに、いつも気をつけなければならない失礼な手のしぐさは特にありません。人を呼ぶときの手の向きは日本と同じ(手のひらを下)なので、ふだんどおりで大丈夫です。
避けたい話題と会話のコツ
中国の世間話は、日本の感覚からするとかなり個人的に感じられるかもしれません。年齢、結婚しているか、子どもがいるか、収入、家の値段などを聞かれることがあります。こうした質問はたいてい親しみからです。正確に答える必要はありません。「全然足りないですよ!」のような、あいまいで明るい返事で十分で、同じ質問を相手に返してもかまいません。
よい話題は、食べ物(いつでも鉄板です)、訪れた場所、相手の出身地、家族、スポーツ、旅行、中国で気に入ったことなどです。おすすめの料理を聞くと、たいてい話がはずみます。
初対面の人とは、政治、領土の問題、宗教について議論するのは避けたほうが賢明です。理由は簡単で、こうした話は周りの人の前で相手を気まずい立場に追い込むことがあり、くだけた場でよい方向に進むことはめったにないからです。相手のほうから話題にしたら、話を聞いたり質問したりして、丁寧に話題を変えればかまいません。国や指導者、歴史についての冗談や批判は避け、食事の席で中国を自分の国と比べて悪く言うのもやめましょう。その気配りに、招いてくれた人は気づいてくれます。
数字にも意味があります。四は「死」と発音が似ているので避けられ、4階、14階、24階を飛ばす建物もあり、四がたくさん並ぶ電話番号は好まれません。八は縁起がよく、六(六、liù)は物事が順調に進むことを、九(九、jiǔ)は「長く続く」という言葉と発音が似ていることから長続きを表します。
宗教と地域ごとの配慮
中国の観光法(旅游法)は、旅行者に対して地元の風習、文化的伝統、宗教的信仰を尊重するよう求め、同時に旅行者自身の風習や信仰も尊重されるべきだと定めています。実際には、宗教施設や、住民の多くが少数民族である地域で、いくつかのシンプルな習慣を守ることに尽きます。訪れる価値のある寺院、僧院、モスクの一覧は、中国の宗教施設ガイドをご覧ください。

寺院と宗教施設
仏教寺院や道教寺院では、次の点に気をつけてください。
- 控えめな服装で。肩とひざを隠します。お堂の中では帽子を脱ぎます。
- お堂の入口の高い敷居はまたいで越え、決して踏まないでください。
- 写真を撮る前に確認する。お堂の中、特に本尊の撮影を禁止している寺院は多いです。掲示を確認し、僧侶や参拝者を撮るときはまず声をかけてください。
- 声は小さく。ひざまずいて祈っている人の前を横切らないでください。
- 仏像や供え物に触らない。祭壇に足を向けて座るのもやめましょう。
- お線香は自由です。あげなくてもかまいません。あげる場合は寺院のルールに従い、線香をまっすぐ立てて持ちます。
ルールは寺院ごとに違うので、門の掲示を読んでください。たとえば北京の雍和宮(Yōnghégōng、チベット仏教の寺院)では、昭泰門で無料のお線香が配られ、持参したお線香は使えず、お堂の中での写真・動画撮影は禁止されています。大きな寺院では予約が必要なところが増えています。雍和宮のチケットは公式WeChatアカウントでの実名予約で販売されていて、パスポートでも予約できます。そのため、先にWeChatを使えるようにしておく必要があります(WeChatの設定ガイドをご覧ください)。杭州の霊隠寺(灵隐寺、Língyǐn Sì)は2025年12月1日から無料になりましたが、公式ミニプログラムで少なくとも前日までに実名予約が必要です。予約にはパスポートが使えます。
チベット仏教の寺院
チベット仏教の寺院や仏塔の周りでは、巡礼者と同じ時計回りに歩きます。これは巡礼路を回るとき(コルラ)、マニ車を回すとき、お堂の中を移動するときにも当てはまります。タルチョ(祈祷旗)やマニ石(経文を刻んだ石)をまたいだり、その上に座ったりしないでください。巡礼者や僧侶を撮影するときは、まず声をかけます。祭壇に少額のお布施をするのは歓迎されますが、求められているわけではありません。
ラサの主要な寺院のルールは厳しいです。大昭寺(ジョカン、Dàzhāo Sì)では、ミニスカート、短パン、露出の多いトップス、つま先の出るサンダルは禁止で、帽子は脱がなければならず、本堂では撮影と、仏具や壁画に触れることが禁止されています。ポタラ宮(布达拉宫、Bùdálā Gōng)では、安全検査で持ち込みが禁止されているものの中に、政治・宗教・商業目的の印刷物や横断幕、旗が含まれています。入域許可や予約についてはラサ・チベット旅行ガイドで説明しています。
モスク
中国の歴史あるモスクの多くは、礼拝の時間以外なら見学者を受け入れています。長ズボンか長いスカートをはき、腕を隠してください。女性は髪を覆うよう求められることがあるので、スカーフを持っていきましょう。礼拝の場所に入る前には靴を脱ぎ、金曜日の昼の礼拝の前後は訪問を避け、敷地内では飲食や喫煙をしないでください。たとえば西安の化覚巷清真大寺(化觉巷清真大寺、Huàjuéxiàng Qīngzhēn Dàsì)では、敷地の奥にある礼拝大殿は見学できません。ほかのモスクでは、入口のスタッフにどこが見学できるかを聞いてください。
教会
大都市のカトリックやプロテスタントの教会では、旅行者も参加できる礼拝やミサが行われていることがよくあります。きちんとした服装で、後ろのほうに座り、スマートフォンはマナーモードにして、礼拝中は写真を撮らないでください。礼拝の時間以外は、入口で開館時間と撮影のルールを確認しましょう。
宗教用品の持ち込みと、外国人に禁止されていること
宗教関係の本や物品は、自分で使うための常識的な量なら持ち込めますが、配布を目的とした物は国内に持ち込めません。また外国人は、許可なく布教したり集団での宗教活動を行ったりすること、中国国民の中から信者を勧誘すること、宗教関係の資料を配ることが認められていません。個人で祈ることや、礼拝に参列者として加わることは、これらとは別のことです。公式に定められた範囲は、下のカードのとおりです。
全文は国務院公報に掲載された外国人の宗教活動に関する実施細則(中国語)で読めます。
少数民族や宗教的少数派が多い地域
中国には、住民の多くが多数派の漢族ではなく少数民族である地域があり、習慣がかなり異なることがあります。
- 回族やウイグル族などイスラム教徒が多い地域(たとえば寧夏、甘粛、新疆の一部や、西安・蘭州などの都市にあるイスラム教徒の街区):ハラール(清真、qīngzhēn)のレストランには豚肉や豚肉製品、お酒を持ち込まず、注文もしないでください。服装もふだんより控えめにします。ハラールのレストランはたいてい公式の標識を掲げていて、たとえば北京では、登録を経て市の民族事務の部門が発行しています。見つけ方と見分け方は中国のハラール料理ガイドで説明しています。
- チベット族の地域:タルチョ、マニ車、マニ石は大切に扱い、その周りは時計回りに歩き、人を撮影する前には声をかけてください。歓迎のしるしとして白い絹のスカーフ(哈达、hādá、カタ)を差し出されることがあります。両手で受け取り、軽く頭を下げてください。
- 雲南、貴州、広西のその他の少数民族の村:民族衣装の人を撮影する前には声をかけ、写真の代金として少額を求められたら、払うか撮らないかのどちらかにしてください。村によっては、祠や神木の周りで旅行者が守るべき独自のルールがあります。ガイドや地元の人に従いましょう。
日常の生活マナー
多くの旅行者が最初に違いに気づくのは、公共の場での日常生活です。ほとんどは、周りの人がしているとおりにすれば大丈夫です。
行列・地下鉄・列車
駅、切符売り場、博物館、タクシー乗り場では、並ぶのが基本です。とても混んでいる場所では列があいまいになり、窓口で割り込まれることもあります。言い争うより、落ち着いて丁寧に自分の場所を譲らないほうがうまくいきます。地下鉄のホームでは、たいていドアの両側に線が引かれています。そこで待ち、降りる人を先に通し(先下后上、xiān xià hòu shàng、「降りる人が先、乗る人は後」)、優先席は高齢者、妊婦、子ども連れの人に譲ってください。
地下鉄の乗車ルールは都市ごとに決まっていて、多くの旅行者が思っているより厳しいです。たとえば北京の地下鉄のルールでは、車内での飲食(乳幼児と病気の乗客を除く)、電子たばこを含む喫煙、音を出しての音楽再生、駅構内でのキックボードや折りたたみ自転車の使用が禁止されています。動画や通話にはイヤホンを使いましょう。切符の買い方や、どの都市でも使える乗り方は中国の地下鉄ガイドで説明しています。

喫煙
喫煙のルールは都市ごとに定められていて、大都市のルールは厳しいです。北京では市の条例により、すべての公共の場所と職場の屋内、公共交通機関で喫煙が禁止されていて、学校や幼稚園の屋外部分、一般公開されている文化財でも禁止されています。上海の市の条例は、公共の場所と職場の屋内、公共交通機関での喫煙を禁止していて、電子たばこも喫煙として扱います。ほかの都市ではルールも取り締まりもまちまちで、レストランや階段でたばこを吸っている人を見かけることもまだあります。禁煙の表示(禁止吸烟、jìnzhǐ xīyān)を見つけたら、それに従ってください。
騒音・スマートフォン・写真
レストラン、市場、広場はにぎやかで、それがふつうです。博物館、寺院、高速鉄道、地下鉄は比較的静かです。スピーカーにしてビデオ通話をする人をよく見かけますが、まねする必要はありません。
特に大都市以外では、一緒に写真を撮りたいと頼まれることがあります。親しみからの好奇心なので、応じても、丁寧に断ってもかまいません。全国の「文明旅游」公約(中国人旅行者向けの任意の行動規範)そのものが、外国人旅行者に無理に写真撮影を求めないよう呼びかけています。こちらも同じようにしましょう。人を撮るとき、特に子ども、高齢者、民族衣装の人を撮るときは、先に声をかけてください。
トイレ
都市部、駅、ショッピングモールの公衆トイレは無料で、すぐに見つかります。和式に似たしゃがむタイプのトイレが多いですが、モール、ホテル、新しい駅には、たいてい洋式の個室が少なくとも一つあります(座った人の絵の表示があることが多いです)。個室にトイレットペーパーがない公衆トイレが多いので、ティッシュか小さなトイレットペーパーを持ち歩いてください。古い建物で便器の横にごみ箱がある場合は、配管が細いので、使った紙は便器に流さずごみ箱に入れます。手の消毒液もあると便利です。
よく見かける標識とスローガン
街のあちこちの標識に「文明」(文明、wénmíng)という言葉が出てきます。ここでは、公共の場でのよいマナーという意味です。全国の「文明旅游」公約には、こうした標識が呼びかけている行動がまとめられています。たとえば、つばを吐かない・ごみを捨てない、禁止されている場所でたばこを吸わない、列に並ぶ、文化財を傷つけたりよじ登ったりしない、食べ物を無駄にしない、といったことです。これは任意の行動規範で、法律ではありません。よく見かける標識は次のとおりです。
- 文明旅游(wénmíng lǚyóu):「マナーを守って旅行しましょう」。観光地で、よいふるまいを全般的に呼びかけるものです。
- 请排队(qǐng páiduì):「並んでください」。
- 先下后上(xiān xià hòu shàng):「降りる人を先に」。
- 请勿吸烟 / 禁止吸烟(qǐng wù xīyān / jìnzhǐ xīyān):「禁煙」。
- 小心地滑(xiǎoxīn dì huá):「足元注意、床がすべります」。
- 请勿践踏草坪(qǐng wù jiàntà cǎopíng):「芝生に入らないでください」。
- 光盘行动(guāngpán xíngdòng):「お皿を空にしよう運動」。食べ物を無駄にしないよう呼びかけるもので、レストランのテーブルによく置かれています。
- 前进一小步,文明一大步:「小さな一歩前へ、マナーは大きく前進」。男性用小便器の上に貼られていて、「便器にもう一歩近づいて」という意味です。
服装、つば吐きなどの習慣
ほとんどの場所はカジュアルな服装で問題ありません。ビーチやプール以外での水着や上半身裸は人目を引きます。道でつばを吐く人、しゃがんで待つ人、麺を大きな音ですする人を見かけるかもしれません。つば吐きは大都市では以前よりずっと少なくなっていて、麺をすするのはまったく失礼ではありません。どれもまねする必要はなく、とやかく言う必要もありません。
親切な見知らぬ人と茶館
大都市の観光地では、上手な英語で話しかけてきた感じのよい人(一人か二人)が、茶館や画廊、バーに誘ってくることがあります。本当のおもてなしの場合もありますが、この流れは、最後に高額な代金を請求されるよくある詐欺の手口です。「いいえ、けっこうです」と言って立ち去っても失礼ではありません。手口は中国の観光客向け詐欺のガイドで説明しています。
都市と地方の違い
上海、北京、深圳、広州のような大都市は外国人旅行者に慣れていて、いろいろなふるまいを受け入れています。小さな町や農村部はより伝統的で、外国人にあまり慣れていません。そうした場所では、控えめな服装、物静かな態度、撮影前に声をかけることがより大切になり、あなたに興味を持つ人も多いかもしれません。おもてなしも手厚いことが多く、お茶や果物、たばこを勧められることがあります。小さな湯のみのお茶を受け取るのは、好意に応える感じのよい方法です。たばこは、笑顔で手を軽く振って丁寧に断ってかまいません。
チップとサービス
中国本土の日常生活には、チップの習慣はありません。レストラン、タクシー、美容院、お店ではチップを払わず、渡そうとしても断られたり、お釣りを持って追いかけてこられたりすることがあります。ツアーガイドについては、中国の観光法(旅游法)で、ガイドや添乗員が旅行者にチップを求めてはならないと定められています。特によくしてくれたガイドやドライバーに少し多めに渡すのは自由で、義務ではありません。香港やマカオ、一部の外資系ホテルは事情が違います。チップを渡したほうがよい場面、レストランが請求できるもの・できないもの、例外については中国のチップ事情のガイドで説明しています。
コミュニケーションについて少しだけ
中国語(普通話)を少し話すだけでも、とても好感を持たれます。発音や文法の間違いはすぐに許してもらえます。「nǐ hǎo」(你好、こんにちは)、「xièxie」(谢谢、ありがとう)、「duìbuqǐ」(对不起、ごめんなさい)、「bù yòng le, xièxie」(不用了,谢谢、けっこうです、ありがとう)だけで、思った以上に多くの場面に対応できます。完璧な言葉より、温かい口調のほうが大切です。笑顔で話そうとすれば、たいていの人はゆっくり話し、身ぶりを交えて助けてくれます。注文、買い物、移動に必要な基本は中国語サバイバルフレーズ集にまとめています。
長いやりとりには翻訳アプリが役立ちます。中国で使える翻訳アプリの比較で、オフラインやカメラで使えるアプリを紹介しています。あいさつや食事の席のフレーズを旅行前に声に出して練習しておきたいなら、italkiで講師と短いオンラインレッスンを受けると、声調に気軽に慣れることができます。
マナー早見表
いくつかだけ覚えるなら、次のことにしてください。
| すること | しないこと |
|---|---|
| 箸は箸置きに置くか、茶碗の上に渡して置く | ご飯に箸を突き立てる |
| 大皿料理には取り箸を使う | 皿の中を探る、箸から箸へ料理を渡す |
| お酒を飲まないなら、お茶かジュースを掲げて乾杯する | グラスを上げずに乾杯を断る |
| グラスは年長者や招いた人より低く持つ | 誰にもグラスを掲げずに一人で飲む |
| 払うと申し出て、招いた人にお礼を言い、次はこちらがごちそうすると伝える | 招かれたのに割り勘を言い張る |
| 名刺、贈り物、書類は両手で渡し、両手で受け取る | もらった名刺を折る、書き込む、いじる |
| 自分の国のもの、お茶、果物を贈る | 置き時計・掛け時計、傘、梨、刃物、四つ組のもの、白い包装を贈る |
| 最初に断られても、もう一度贈り物を勧める | 最初の辞退を本当の断りと受け取る |
| 人を呼ぶときは手のひらを下に。指すときは手全体で | 手のひらを上にして指一本で呼ぶ、人を指さす |
| 落ち着いて、問題は個別に伝える | 人前で怒鳴る、言い争う、相手の間違いを正す |
| 寺院とモスクでは肩とひざを隠し、撮影のルールを確認する | 敷居を踏む、撮影禁止の表示があるお堂の中で写真を撮る |
| チベット仏教の施設では時計回りに歩く | 仏塔やマニ車の周りを反時計回りに歩く |
| 地下鉄では並ぶ、降りる人を先に通す、イヤホンを使う | 地下鉄の車内で飲食する、屋内でたばこを吸う |
| 公衆トイレ用にティッシュを持ち歩く | 紙用のごみ箱があるのに紙を流す |
| 政治の話になったら丁寧に話題を変える | 初対面の人と政治、領土、宗教について議論を始める |
| 本土のレストランやタクシーではお釣りを受け取る | チップを払わなければと思う |
よくある質問
中国で特に避けたいマナー違反は何ですか?
本当に相手を怒らせてしまうのは、ご飯に箸を突き立てること、置き時計や掛け時計(または傘、梨、四つ組のもの)を贈ること、グラスをまったく上げずに乾杯を断ること、人前で怒ったり怒鳴ったり相手の間違いを正したりして面子をつぶすこと、寺院やモスクで服装や撮影のルールを無視することです。地元の料理や習慣をばかにすることや、初対面の人と政治の議論を始めることも嫌がられます。それ以外のほとんどのことは、お客さんなのですぐに許してもらえます。
箸のタブーにはどんなものがありますか?
料理に箸を突き立てない、箸先をかんだりなめたりしない、料理を突き刺さない、箸で茶碗や皿を引き寄せたり押したりしない、などです。ほかにも、茶碗をたたく、箸で人を指す、自分の箸から他の人の箸へ料理を渡す、といったことも避けましょう。大皿料理に取り箸が用意されていればそれを使い、食べていないときは自分の箸を箸置きに置くか、茶碗の上に渡して置きます。
中国の人に贈り物をするときに知っておくべきことは?
自分の国のもの、上質なお茶、果物、質のよいお菓子などを持っていき、両手で渡します。置き時計や掛け時計、傘、梨、包丁やはさみ、四つ組のもの、白や黒の包装は避けてください。赤や金の包装なら安心です。受け取ってもらえるまでに一、二度断られることがあるので、もう一度気持ちを込めて勧めましょう。受け取った人は、ふつうあなたの前では開けません。ビジネスでは、グループ全体かいちばん立場が上の人に一つ贈ります。
中国の食事では誰が支払いをしますか?
招いた人が払います。こちらから払うと申し出るのは礼儀ですが、ふつうは招いた人が自分で払うと言って譲りません。お礼を言って、次はこちらがごちそうすると伝えてください。友人同士では会計の取り合いになることがよくあり、気軽な食事では、若い人や同僚のあいだで割り勘(AA制)が一般的です。本土のレストランではチップを上乗せしません。
まとめ
中国のマナーはルールの長いリストに見えるかもしれませんが、結局は二つの習慣に集約されます。人の面子を守ること、そして物事を円く収めることです。覚えておく価値のあるルールは少しだけです。ご飯に箸を突き立てない、名刺や贈り物は両手で渡す、置き時計や掛け時計、四つ組のものは贈らない、乾杯されたら(中身は何でもよいので)グラスを掲げる、人前では怒らず落ち着いて対応する。寺院やモスクでは肌を隠し、門の掲示を読み、撮影の前に確認します。地下鉄では並び、降りる人を先に通し、車内では食べません。出発前に中国語を少し覚え、一緒に囲むことになる料理について読んでおきましょう。ときどきの失敗より、努力のほうがずっとよく伝わります。
最終更新:2026年10月
ファクトチェック済みの出典
- 公式 Shanghai Municipal Government 3 ページ
- 公式 Chinese central government (gov.cn) 2 ページ
- 公式 npc.gov.cn
- 公式 yonghegong.cn 3 ページ
- 公式 Zhejiang Provincial Government portal (zj.gov.cn)
- Xinhua News
- Zhejiang Online (Chao News)
- Hangzhou.com.cn (Hangzhou Daily)
他 6 件の出典を表示
- 公式 wlt.xizang.gov.cn
- 公式 potalapalace.cn
- 公式 en.shaanxi.gov.cn
- 公式 Beijing Municipal Government 3 ページ
- 公式 mtr.bj.cn
- 公式 gxq.cq.gov.cn
最終確認日: 2026-11-02
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