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蘇州(苏州、Sūzhōu)は、上海から一番手軽に日帰りできる街です――高速鉄道なら30分前後で着きます。そして、行った人の多くが「一泊しておけばよかった」と言う街でもあります。先に結論をまとめます。丸一日あれば、庭園二つと運河沿いの通り一本は回れます。水郷の町まで足を延ばしたい、旧市街の静かな夜を過ごしたい、団体客が来る前の開園直後の庭園を歩きたい、という場合は一泊してください。列車は「蘇州北駅」ではなく「蘇州駅」行きを予約します。有名な三つの大庭園は実名制チケットなので、パスポートを使って前もって買っておきます。蘇州博物館は一週間前から予約できます。予約が取れなければ、予約なしで入れる西館という手があります。以下で順番に説明し、参考になる表も二つ載せます。

日帰りか一泊か、いつ行くか、街はどう分かれているか
日帰りは十分に成り立ちます。午前の半ばには拙政園の中にいて、昼前に蘇州博物館と平江路、昼食後にもう一つ庭園を見て、夕食は上海で――という流れです。日帰りで手に入らないのは、開園直後の静かな一時間と、閉園前の最後の一時間です。日帰りの人は、その両方の時間帯を列車の中で過ごすことになります。一泊すればその二つが手に入り、水郷の町へ行く時間も生まれます。杭州や水郷の町との比較は上海からの日帰り旅行にまとめています。
時期については、蘇州の園林管理当局が一年をハイシーズン(4月・5月・7月〜10月)とオフシーズン(1月〜3月・6月・11月・12月)に分けていて、ハイシーズンの月は入園料が高くなります。この区分は、気候の目安としてもそのまま使えます。春と秋は過ごしやすく、7月と8月は蒸し暑く、6月は雨の多い月、冬は木々が裸になりますが人は少なめです。10月第1週の国慶節連休と、5月初めの労働節連休は避けてください(中国の大型連休を乗り切るガイドを参照)。中国全体の季節の話は中国旅行のベストシーズンにあります。
押さえておく場所は三つです。旧市街(古城区)は、運河と低い瓦屋根の家並みが広がるほぼ長方形の区域で、有名な庭園も蘇州博物館も平江路も、この中かそのすぐ脇にあります。蘇州駅はその北の縁にあり、列車を降りればもう目的地の隣です。旧市街の東、金鶏湖(金鸡湖)を囲む蘇州工業園区(SIP)は近代的なビジネス街で、写真で見るような蘇州の景色はありません。平江路(Pingjiang Lu)は無料で24時間いつでも歩けるので、泊まる人にとっては夜の散歩の自然な拠点になります。
上海からの行き方:蘇州駅か、蘇州北駅か
移動は列車で行きます。ただし、予約するときにどの駅かを必ず確認してください。蘇州駅(苏州站、予約アプリでは「Suzhou」)は旧市街の北縁にあり、地下鉄2号線と4号線が乗り入れています。蘇州北駅(苏州北站、「Suzhou North」)は京滬(北京―上海)高速鉄道の駅で、市街から10キロほど離れています。地下鉄は2号線だけで、そこから旧市街に入るまでにさらに30分ほどかかります。しかも2027年末まで改築工事中で、列車は通常どおり走っていますが、駅への入り方が変わっています。地下鉄を降りたら1番出口から出て、南広場(南广场)側の入口に回ります。郊外の三駅――蘇州園区駅(苏州园区)、蘇州新区駅(苏州新区)、蘇州南駅(苏州南)――は、ホテルがその隣にあるのでなければ選ばないでください。
上海虹橋駅から蘇州駅へは1日およそ50本(多くは30〜35分)、蘇州北駅行きが60本余り、上海駅発がさらに80本ほどあり、1時間に何本も走っているので、平日なら早くから予約する必要はありません。ただし時刻表はダイヤ改正ごとに変わるため、乗る日の便は中国鉄道の公式予約サイト12306で確認してください。祝日にかかる場合は、発売開始日に予約してください。夕方早めの上海行きから先に売り切れます。
中国の鉄道チケットは実名制です。12306のウェブサイトとアプリでは、外国のパスポートで購入できます。英語版の12306で使える身分証はパスポートだけです。駅では有人の通路に並んでください――自動改札機はパスポートを読み取れません。発売は乗車日を含めて15日前からです。英語対応の予約アプリも含めた詳しい手順は、外国パスポートで列車のチケットを予約する方法をご覧ください。
杭州から来る場合、杭州東駅から蘇州駅までは1時間15分から2時間ほど、杭州西駅―蘇州南駅の新しい路線なら1時間を大きく切りますが、どちらの駅も旧市街から遠いので、結局は時間のかかるほうの列車が有利です――ダイヤは季節ごとに変わるため、最新の時刻表を確認してください。南京からは逆で、南京南駅から蘇州北駅へ行くほうが速くて本数も多く、そこから地下鉄で市内へ入ります――当日の便は12306でご確認ください。杭州側の情報は杭州ガイドにあります。
蘇州市内の移動
旧市街の中では、乗り物より歩く時間のほうが長くなります。北東の角――拙政園、獅子林、蘇州博物館――はひとかたまりで、平江路はそこから南へ延びています。それより遠い場所へは地下鉄を使います。市バスもありますが、このガイドに出てくる場所は地下鉄と徒歩で全部行けます。使う駅は次のとおりです。大庭園と博物館には6号線の拙政園蘇博駅(拙政园苏博、Zhuozhengyuan Suzhou Museum)、平江路には1号線・6号線の臨頓路駅(临顿路、Lindunlu)、山塘街には2号線の山塘街駅(Shantangjie)、虎丘には6号線の虎丘駅(Huqiu)、同里へは4号線です。古いガイドブックには「4号線の北寺塔駅(Beisita)で降りて1キロ歩く」と書かれていますが、6号線の駅のほうが新しく、博物館の入口の前に出られます。
支払いは、蘇州が上海と違う一番のポイントです。上海の地下鉄では、海外発行のVisaやMastercardの非接触カードをそのまま改札機にタッチできます。蘇州の改札機が受け付けるのは銀聯(UnionPay)の非接触カードとデジタル人民元(e-CNY)のハードウェアウォレットだけで、海外の銀行カードをかざしても何も起きません。代わりの方法は二つです。一つは、駅の客服中心(Service Center、サービスカウンター)でチケットを買う方法で、ここのPOS端末は主要な海外カードに対応しています。もう一つは、スマホのQRコードで乗る方法で、使えるのは海外カードを紐づけたAlipay(支付宝)の乗車コードか、WeChat(微信)のミニプログラム「城市通」(Chengshitong、City Pass)です。券売機では現金も使えますが、硬貨と小額紙幣だけで、20元以上の紙幣はサービスカウンターで崩してもらいます。運賃は2元からなので、旧市街の短い移動はごくわずかな出費です。上の表にある一日券などの乗り放題券は、1日に4回以上乗る場合にだけ元が取れます。カードの紐づけ方は、Alipayの設定ガイドで説明しています。
タクシーは安く、地下鉄駅から離れている留園へ行くには一番楽な手段です。初乗りは燃油サーチャージ込みで3キロまで13元なので、旧市街内の移動はたいてい初乗りに近い額で収まります。配車アプリのDiDi(滴滴)は海外カードで使えます。詳しくはタクシーと配車アプリのガイドをご覧ください。シェアサイクルはエリア間の移動に向いていますが、エリアの中は歩くのが一番です。支払い方法の最新情報は、蘇州地下鉄の英語版チケット案内ページで確認できます。

庭園はどれを選ぶか――そして実名制のルール
蘇州には古典庭園が何十もありますが、見るのは二つにしてください。三つ目からは印象が混ざってしまいます。拙政園(拙政园、Zhuōzhèng Yuán)は最大で、水面に浮かぶ亭という、誰もが思い描く蘇州の景色そのものです。その分いちばん混むので、開園と同時に入ってください。留園(留园、Liú Yuán)は旧市街の西にあり、通の人が選ぶ庭です。拙政園より小さく密度が高く、屋根付きの回廊を軸に組み立てられています。一つしか見られない場合にどちらを選ぶかは、FAQに書きました。獅子林(狮子林、Shīzi Lín)は拙政園の隣で、巨大な岩の迷路をよじ登って進む庭――子どもが一番喜ぶ場所です。静けさを求めるなら小さな庭園を選びます。南にある網師園(网师园、Wǎngshī Yuán)はごく小さく、いちばん洗練された庭です。滄浪亭(沧浪亭、Cānglàng Tíng)は最古級の庭園の一つで、混むことはめったにありません。北西の芸圃(艺圃、Yìpǔ)は、地元の人のお気に入りです。
拙政園・留園・獅子林の三つは、蘇州で今も実名制チケットを続けている庭園です。オンラインでも窓口でも、チケットは身分証と結びつけられます。外国人の場合、今のところ使える身分証はパスポートです。公式の購入窓口は国際版のTrip.comアプリにもつながっていて、当日券は門でも売られますが、オンラインで予約したチケットは選んだ日にしか使えません。ハイシーズンにはオンライン分が何日も前に売り切れることがあるので、日程が決まったらすぐ買ってください。ほかの庭園の多くは予約制をやめており、入口でQRコードを読み取って支払うだけです。チケットは庭園ごとに別々に買います――共通券を探す必要はありません。拙政園はハイシーズン80元、オフシーズン70元です。小さな庭園はその何分の一かで、芸圃は年間を通じて一律10元です。残りは下の表にまとめています。何か変わったときは、園林管理局の公式料金ページが基準になります。
| スポット | チケット | 購入・予約 | 開放時間 |
|---|---|---|---|
| 拙政園 | ハイシーズン 80 元/オフ 70 元 | 実名制、パスポート可。公式プラットフォーム、Trip.com、または当日窓口で購入(オンライン券は予約した日のみ有効)。ハイシーズンは1〜7日前にオンラインで | 07:30–17:30(3〜10月)/07:30–17:00(11〜2月) · 最終入場 17:00/16:30 · 清明節・労働節・中秋節・国慶節の期間は 18:00 閉園 · 2026年夏は06:45開園(2026年10月7日まで) · 夜間ツアー「拙政問雅」は火〜日 18:30–22:00(最終入場 21:00)、別チケット |
| 留園 | ハイシーズン 55 元/オフ 45 元 | 実名制、パスポート可。公式プラットフォーム、Trip.com、または当日窓口で購入(オンライン券は予約した日のみ有効)。ハイシーズンは1〜7日前にオンラインで | 07:30–17:30(3〜10月)/07:30–17:00(11〜2月) · 最終入場 17:00/16:30 · 清明節・労働節・中秋節・国慶節の期間は 18:00 閉園 |
| 獅子林 | ハイシーズン 40 元/オフ 30 元 | 実名制、パスポート可。公式プラットフォーム、Trip.com、または当日窓口で購入(オンライン券は予約した日のみ有効)。ハイシーズンは1〜7日前にオンラインで | 07:30–17:30(3〜10月)/07:30–17:00(11〜2月) · 最終入場 17:00/16:30 · 清明節・労働節・中秋節・国慶節の期間は 18:00 閉園 |
| 網師園 | ハイシーズン 40 元/オフ 30 元 · 夜の庭園 120 元 | 実名制ではありません。窓口で買うか QR コードを読み取って購入 | 07:30–17:30(3〜10月)/07:30–17:00(11〜2月) · 最終入場 17:00/16:30 · 夜の庭園は3〜11月の18:55–22:20、最終入場21:35 |
| 滄浪亭 | ハイシーズン 20 元/オフ 15 元 | 実名制ではありません。窓口で買うか QR コードを読み取って購入 | 07:30–17:30(3〜10月)/07:30–17:00(11〜2月) · 最終入場 17:00/16:30 |
| 芸圃 | 通年 10 元 | 実名制ではありません。窓口で買うか QR コードを読み取って購入 | 07:30–17:30(3〜10月)/07:30–17:00(11〜2月) · 最終入場 17:00/16:30 |
| 虎丘 | ハイシーズン 70 元/オフ 60 元 | 実名制ではありません。窓口で買うか QR コードを読み取って購入 | 07:30–18:00(5〜10月)/07:30–17:30(11〜4月) · 最終入場 17:30/17:00 · 清明節の期間は 18:00 閉園 |
| 寒山寺 | 20 元 · 鐘つきは +5 元 | — | 07:30–16:30 · 最終入場 15:30(1月は 08:00–17:00、最終入場 16:30)· 情報源により異なるので現地でご確認を |
| 蘇州博物館(本館) | 無料 | 実名予約が必須(無料)。7 日前から当日まで、公式サイト・公式 WeChat アカウント・ミニプログラム苏州博物馆全预约で予約。1つの身分証につき1日1回。外国パスポートでの予約方法は明記されていないので、まず試して、取れなければ西館へ | 火〜日 09:00–17:00 · 最終入館 16:00 · 月曜休館(祝日は開館)· 夏期は告知により 20:00 まで延長 |
| 蘇州博物館西館 | 無料 | 予約不要。そのまま入館できます(混雑時は入場制限あり) | 火〜日 09:00–17:00 · 最終入館 16:00 · 月曜休館(祝日は開館)· 地下鉄1・3号線 獅子山駅 |
この表から、押さえてほしい点が二つあります。一つ目は、庭園は閉まるのが早いことです。暖かい季節の拙政園は最終入園が17:00、閉門が17:30で、11月から2月はどちらも30分早まります。留園、獅子林、小さな庭園も同じパターンです。真夏には拙政園が06:45に開園した年もあり、この最初の一時間は早起きする価値があるので、今年の日程は公式ページで確認してください。二つ目は、夜に開く庭園が二つあることです。網師園の夜間開園「夜花園」では、中庭で伝統演劇や語り物、音楽が上演されます。開催は3月から11月と春節の時期、時間は18:55〜22:20、最終入園は21:35で、各年の開催日は「蘇州園林旅游」のWeChat公式アカウントで発表されるので、そこで確認してください。料金は120元で、泊まるならその価値があります。拙政園にも独自の夜間プログラム「拙政問雅」(拙政问雅、Zhuozheng Wenya)があり、火曜から日曜の18:30〜22:00、最終入園は21:00です。こちらは別料金で、価格は同じアカウントで確認してください。Trip.comでは実名制庭園のチケットを英語で買えるので、出発前に済ませておきたい人はこちらが便利です。
蘇州博物館、二つの古い通り、虎丘、寒山寺
拙政園の隣に建つ蘇州博物館(苏州博物馆)の本館は、建築家I.M.ペイ(イオ・ミン・ペイ)の設計で、蘇州で唯一、事前の計画が必要な博物館です。完全予約制で、予約枠は当日を含む7日前から公開されます。月曜は休館(祝日を除く)、開館は09:00〜17:00、最終入館は16:00です。予約は公式サイト、WeChat公式アカウント、またはミニプログラムから行います。外国のパスポートをどう扱うかは規定に書かれていないので、一週間前に試してみて、取れなかった場合の代替案を用意しておいてください。その代替案が蘇州博物館西館(苏州博物馆西馆)です。西の郊外に建つ別棟の新しい建物で、旧市街からは地下鉄で行きます。I.M.ペイの本館とは別物ですが、入館無料、予約不要、開館は本館と同じ火曜から日曜の09:00〜17:00(最終入館16:00)、場所は1号線・3号線の獅子山駅(狮子山、Shizishan)のすぐそばです。本館のほうは6号線の駅を出た目の前にあり、最新の予約ルールは博物館の来館案内に載っています。
二つの古い通りは、どちらも無料です。平江路は博物館から歩いて数分の場所から始まり、運河沿いに南へ延びています。いつでも歩けて、通りの中にある小さな博物館が二、三か所だけ入場料を取ります。山塘街(Shantang Jie)は2号線の山塘街駅のそばにあり、虎丘へ向かって延びる、より長い運河沿いの通りです。門のない開放的な通りなので何時でも歩けます。公式の開放時間08:00〜17:00が当てはまるのは通りの中の有料スポット(有料の邸宅一軒を含みます)のほうで、通り自体は提灯が灯る夜の景色で知られています。見るなら平江路です。山塘街は二日目に回してください。
虎丘(Hǔqiū)は、傾いたレンガ造りの塔が頂に立つ低い緑の丘で、6号線の虎丘駅から少し歩きます。日帰りの場合は午後の枠を留園と争うことになり、たいていは留園が勝ちます。入場料はハイシーズン70元、オフシーズン60元です。庭園より遅くまで開いていて、5月から10月は07:30〜18:00、それ以外の時期は17:30閉園です。寒山寺(Hánshān Sì)は、夜半の鐘を詠んだ唐代の詩「楓橋夜泊」で中国では有名ですが、実際に行くと、にぎやかな郊外に建つこぢんまりした現役の寺です。この詩に思い入れがある人だけ行ってください。入場料は20元、自分で鐘を撞くには5元追加です。開いているのはおおむね07:30〜16:30、最終入場は午後の半ばですが、寺が公表している時間にはばらつきがあるので、当日ご確認ください。
蘇州から行く水郷:周荘・同里・甪直
市内から1時間ほどの範囲に、運河の町が三つあります。同里(Tónglǐ)が一番行きやすい町です。4号線で同里駅まで行き、9番出口からトラムの「T1」か725路バスで古鎮へ向かいます。蘇州駅からなら全部で1時間ほどです。帰りのトラムの最終は平日19:15で、週末と祝日はもう少し遅くまであります。それを過ぎたらバスかタクシーです。町の中の庭園や邸宅は一枚のチケットで回れます。当日券は100元、前日までに予約すれば80元ですが、前売り券は中国の身分証を前提にした仕組みなので、パスポートの人は窓口で当日券を買うつもりでいてください。日中に訪れる町です――中の庭園は午後の遅い時間に閉まるので、着いたら開放時間を確認してください。
周荘(周庄、Zhōuzhuāng)は最も有名で、最も観光地化された町です。地下鉄はありません。蘇州のバスターミナル(蘇州駅北広場のターミナル、または汽車南站=バス南ターミナル)から長距離バスが出ていて、タクシーなら1時間ほどです。周荘行きのバスが現在どのターミナルから何時に出ているかは、ホテルで確認してください。チケット制度は2026年7月に変わりました。運営会社の発表では、80元の単一チケットで連続3日間有効、本人登録制になり、従来の100元という価格は身分証登録制の終身パスに置き換わりました。同じ発表で開放時間は08:00〜21:00となり、邸宅や博物館も含まれます。ですから周荘は、午後遅くに着いて夜まで過ごす町です。
甪直(Lùzhí)は一番静かで、一番安い町です。通りは無料、小さな見どころ6か所をまとめた共通券が52元、舟は1艘あたりの料金で、6人までなら150元、8人までなら240元です。有料の見どころは08:30〜17:00に開き、チケット販売は16:30までです。行き方は地下鉄とバスの乗り継ぎで、1号線で鐘南街駅(钟南街、Zhongnanjie)まで行って528路バス、あるいは蘇州北駅から2号線で金谷路駅(Jingulu)へ行って52路バス――1時間ほどかかります。二人ならタクシーのほうが簡単です。
一言でまとめると、便利さなら同里、夜を過ごすなら周荘、静けさなら甪直です。省境を越えて浙江省にある烏鎮(乌镇)と西塘は、別の計画として考えてください。蘇州からどちらへも便利な直通の高速鉄道はありません。烏鎮への現実的な行き方は、蘇州旅遊集散センター(苏州旅游集散中心)から出る直行バス(1日8本前後、所要90分ほど)か、上海虹橋駅を経由する列車のどちらかです。バスの当日の便は予約アプリかホテルのフロントで確認してください。五つの水郷の比較と、蘇州―水郷―杭州を巡る周遊ルートは、江南の水郷ルートにまとめています。

何を食べるか
蘇州料理「蘇幇菜」(苏帮菜、Sūbāngcài)は、中国のほかの地域の料理より甘く、味付けが穏やかです。宴席の一皿は松鼠桂魚(松鼠桂鱼)で、桂魚を丸ごと揚げて甘酢あんをかけたものです。一度は頼んで、テーブルで分けて食べる料理です。日常の食事は麺です。澄んだスープに煮豚か燻製魚をのせた蘇州式の麺(苏式面)が基本で、地元の習慣は朝早くに食べる「頭湯麺」(头汤面、tóutāngmiàn、その日の最初のスープで作った麺)です。朝食には生煎(焼き小龍包)、それに昔ながらの菓子店で売られている米粉の柔らかい餅菓子「糕団」(糕团)を加えてください。老舗の店は看板に「老字号」(lǎozìhào、老舗の意味)と掲げていて、昼どきには地元の人の列ができています。平江路の脇の路地や、観前街(观前街)の周辺で探してください。定番の買い物は絹(シルク)です。デパートか博物館のショップで買い、工場見学ツアーでは買わないでください。
どのエリアに泊まるか
多くの人にとって正解は旧市街、特に平江路の周辺です。博物館と北東の庭園群まで歩いて行け、運河沿いの通りは夜になっても開いていて、中庭のある古民家のゲストハウスは上海では味わえない滞在になります。引き換えに、部屋は狭めです。蘇州駅の周辺は、夜遅く着いて朝早く出る人向けです。列車と地下鉄2路線が足元にあり、旧市街の北縁までは少し歩くだけ――便利ですが、風情はありません。工業園区の金鶏湖エリアには外資系チェーンホテルと広い部屋がそろっていますが、どの庭園へも地下鉄で移動することになります。出張の人や、プール付きを望む家族向けです。旧市街のゲストハウスはTrip.comで比べやすいです。予約サイトに載っている正規のホテルを選んでください。ホテルには外国人宿泊者を登録する義務があり、パスポートの処理ができない宿では断られます。詳しくはホテル予約と宿泊登録のルールをご覧ください。
1日か2日か――どう組むか
上海から1日。早朝の列車で蘇州駅へ。そこから4号線で一駅、北寺塔駅(4番出口)で降りて1キロほど歩くか、2号線で一駅の平河路駅(Pinghelu)で6号線に乗り換えて二駅、拙政園蘇博駅へ。拙政園が開く時間に門の前に立ってください。次に、予約が取れていれば蘇州博物館、取れていなければ獅子林へ行き、平江路を南へ下りながら昼食にします。午後はタクシーで留園へ、または6号線で虎丘へ。夕方早めの列車で上海へ戻ります。実名制の庭園二つのチケットと博物館の予約枠は、上海を出る前に済ませておいてください。門でも当日券は売っていますが、その日の定員に達するまでで、オンラインの枚数から先になくなります。
2日。1日目は上のとおり、ただしゆっくりと。開催中なら網師園の夜花園で締めるか、平江路を散歩して終えます。2日目は朝から午後早めまで水郷へ――地下鉄で同里へ、あるいは夜を過ごしたいなら周荘へ。そのあと蘇州に戻り、暗くなってから山塘街の提灯を見に行くか、静かに終えたいなら芸圃へ。もっと長い周遊の中に蘇州を組み込むなら、江南ルートを参照してください。
よくある質問
蘇州は上海から日帰りできますか?
できます。虹橋駅からの高速鉄道は30分前後で、1時間に何本も走っているので、朝食後に出て夕食までに戻れます。一泊すると、開園直後と日暮れ後の静かな時間、そして急がずに回れる水郷の町が加わります。一晩余裕があるなら、上海の4日目に使うより、蘇州で過ごしてください。
蘇州の庭園は事前予約が必要ですか?
実名制チケットを使うのは三つ――拙政園、留園、獅子林です。パスポートでオンライン予約するか、当日に門で買うかのどちらかで、オンラインのチケットは選んだ日にしか使えません。ハイシーズンにはオンライン分が売り切れることがあるので、日程が決まったら予約してください。ほかの庭園は入口でチケットを売っていて、予約は要りません。いちばん厳しいのは蘇州博物館の本館で、完全予約制、予約は7日前から可能です。
拙政園と留園、一つだけならどちらですか?
水面越しに広く開けた景色を見たいなら拙政園です。ただし、その景色は大勢の人と一緒に見ることになります。細部を見たいなら留園です。透かし彫りの窓や、進むごとに景色の切り取り方が変わる回廊があり、人も少ないです。料金もハイシーズン55元と、拙政園の80元より安いです。迷うなら、開園時間の拙政園にしてください。
蘇州のどの高速鉄道駅が観光地に近いですか?
蘇州駅(苏州站)です。旧市街の北の縁にあって地下鉄2号線と4号線が乗り入れており、庭園まではわずか数駅です。蘇州北駅は10キロほど離れていて、2号線でさらに30分ほどかかるので、乗りたい列車が蘇州駅に停まらない場合にだけ選んでください。
最終更新:2026年9月
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