交通手段

中国の都市間移動ガイド:高速鉄道・飛行機・長距離バス・フェリーの選び方

中国の都市から都市へどう移動するか。高速鉄道が基本になる理由、飛行機にすべき距離、長距離バスとフェリーの使いどころ、それぞれに必要な身分証明書、トランジットビザ免除でルートがどう制限されるかをまとめました。

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中国の都市から都市への移動は、ほとんどの場合、高速鉄道(高铁, gāotiě)を使えば大丈夫です。乗車時間がおよそ5時間までなら、たいてい一番わかりやすく、ドアからドアで比べても速いことが多い方法です。駅が市内か市街地の近くにあり、乗るときに必要なのはパスポートだけだからです。列車だと移動にほぼ丸一日かかる場合は飛行機にしてください。雲南、チベット、新疆、海南へ行くときや、北京〜広州、成都〜上海くらいの距離がこれにあたります。長距離バスは、水郷の町や山あいの県城(県の中心となる小さな町)など、鉄道が通っていない場所をカバーします。フェリーが役に立つのは、海南島への航路、北部で海を渡るいくつかの航路、そして香港・マカオ周辺の水上ルートです。列車・飛行機・都市間バス・ほとんどのフェリーは、どれもパスポートの情報で切符を買います。移動する日は必ずパスポートを持ち歩いてください。

交通網は十分に大きく、行きたい都市のほとんどは路線上にあります。2025年末時点で中国の鉄道の総延長は16.5万km、そのうち高速鉄道は5.04万kmでした。鉄道で行きにくい場所には空港がたくさんあります。2025年末時点で認定を受けた旅客空港は270か所あり、同年の航空旅客数は延べ約7億7,000万人でした。

Passengers boarding a high-speed train on a long platform at a large Chinese railway station

列車・飛行機・バス・船の選び方

まず列車で考えて、理由があるときだけ別の手段に切り替えるのが基本です。早見表は次のとおりです。

交通手段向いている移動予約先持ち物
高速鉄道乗車約5時間までのほとんどの都市間。一部の長距離路線では夜行の寝台列車12306(公式)または代理店パスポート(改札ではこれが切符の代わりです)
国内線の飛行機列車だとほぼ丸一日かかる長距離。チベット、新疆、南西部の奥地、海南航空会社または予約サイトパスポート(予約・チェックイン・保安検査で使います)
長距離バス鉄道が通らない水郷の町、山岳地帯、県城。一部の空港〜都市間の移動バスターミナルの切符売り場。オンラインで買える路線もありパスポート(写真ではなく原本)
フェリー本土〜海南島の海路、山東〜大連、香港・マカオの水上ルート、鼓浪嶼(コロンス島)などの島への移動港の窓口または運航会社の公式チャネルパスポート

実際の所要時間を見ると、選びやすくなります。ある乗車日の例(2026年11月12日)では、12306に上海虹橋駅から杭州東駅までの列車が109本あり、最速は45分です。西安北駅から成都東駅は同じ日に68本、最速3時間05分です。北京南駅から上海虹橋駅は38本、最速4時間18分で、半数の列車が4時間37分〜6時間07分かかります。この3つは、迷わず列車にしてよい区間です。比較として成都東駅から上海虹橋駅を見ると、別の日(2026年10月29日)の例では、最速の列車が10時間06分、一般的な列車は約13時間かかります。こちらは飛行機にしたほうがよい区間です。

目安はシンプルです。最速の列車が約5時間以内なら列車に乗ってください。約5時間を超えるなら飛行機と比べてみましょう。その日を移動日と割り切る場合や、夜行の寝台列車を使う場合は、それでも列車のほうがよいこともあります。

高速鉄道:ほとんどの区間の基本

旅行者がよく使う区間で列車が有利なのは、本数が多く、市内の駅から出発し、チェックインが要らないからです。混み合う路線では、ほぼどの時間帯にも列車があります。同じ2026年11月12日の例では、広州南駅から深圳北駅は159本あり、最速29分、二等座は74.5元です。

代表的な区間の目安

  • 北京〜上海 同じ2026年11月12日の例では、二等座は列車によって598〜692元です。選ぶときは途中停車駅の数を見てください。38本のうち14本は5時間以内で、残りはほとんどが5時間半〜6時間です。速い列車は少しだけ高くなります。
  • 北京〜上海(夜行) 高速鉄道の寝台列車(动卧, dòngwò)は夕方以降に北京を出発し、所要は約12時間、二等寝台は440〜510元です。ホテル1泊分を節約でき、朝に到着します。
  • 上海〜杭州 虹橋駅からの二等座は57〜87元です。日帰り旅行にも、ホテル間の短い移動にも気軽に使えます。
  • 西安〜成都 二等座は285〜316元で、この路線ではG列車とD列車の料金はほぼ同じです。
  • 香港〜深圳 香港西九龍駅から福田駅まではほぼすべての列車が14分で、52本あり、二等座は68元です。この区間は香港と本土の境界を越えます。乗車前に西九龍駅の構内で香港側と本土側の両方の出入境審査を受けるので、パスポートを持って行ってください。審査は発車30分前に締め切られます。駅は、週末や祝日はさらに時間に余裕を持つよう案内しています。

駅名・本数・座席クラス別の料金をまとめた路線ごとの一覧表は、中国の主要鉄道路線ガイドにあります。

列車番号の先頭のアルファベット(G、D、Cなど)を見ても、所要時間はわかりません。北京南駅〜上海虹橋駅の列車はすべてG列車ですが、G25は途中停車が南京南駅だけで4時間18分、G547は11駅に途中停車して5時間53分かかります。時刻表では、所要時間と途中停車駅の数を見てください。列車の種類と座席クラスは中国高速鉄道の完全ガイドで説明しています。

予約:パスポート・タイミング・駅

中国の列車の切符は実名制です。切符は乗る人の身分証明書で買い、駅では係員が切符・本人・証明書の3つが一致しているかを確認します。外国のパスポートは、公式の12306ウェブサイトとアプリで使える証明書のひとつです。12306の英語サイトで使えるのは外国のパスポートだけです。切符は乗車日を含めて15日前から予約できます。発売開始の時刻は全国共通ではなく、駅ごとに決まっています。

どのくらい前に予約するかは、区間よりも日付で決まります。週末、学校の長期休み、国の祝日は、発売初日に予約してください。普通の平日なら、主要路線は数日前でもたいてい席がありますが、人気の時間帯の最速列車から先に売り切れます。12306の登録、パスポート認証、払い戻しについては、外国のパスポートで中国の列車を予約する手順ガイドで順を追って説明しています。

駅では、パスポートの人は身分確認も改札も有人の通路を使います。自動改札機はパスポートを読み取れないためです。日本の新幹線のように切符を自動改札に通す流れとは違うので、大きな駅では時間に余裕を持ってください。手順は中国の鉄道駅の歩き方で一つずつ説明しています。大人1人あたり20kgまでの荷物は無料で持ち込めます。高速鉄道では、荷物1個の縦・横・高さの合計を130cm以内にしてください。

英語で使える代理店で予約したい場合は、Trip.comでパスポート情報を使って中国の列車の切符を買えます。手数料がかかる場合は、支払い前の確認画面に表示されます。

A foreign traveler showing a passport to staff at the manual lane beside automatic ticket gates in a Chinese railway station

国内線の飛行機:長距離の移動に

列車だとほぼ丸一日かかるときや、鉄道がうまく目的地へ向かっていないときは飛行機にしてください。東部沿岸から雲南へ、新疆、チベット、南部から東北へ、フェリーを使いたくない場合の海南などです。列車が速い区間では、飛行時間から想像するほど飛行機は時間を節約できません。北京〜上海の最速の列車は駅から駅まで4時間18分で、大きな駅は市内にあります。飛行機の場合は、空港までの移動、チェックインの締め切り、保安検査、搭乗口までの歩き、到着後の市内への移動が加わります。多くの人にとって所要時間はほぼ同じになり、列車のほうが楽です。

飛行機に乗る前に知っておくこと

  • 身分証明書 外国人旅行者はパスポートで飛行機に乗ります。予約、チェックイン、保安検査はすべて同じ証明書で行う必要があります。名前はパスポートの表記どおりに正確に入力してください。
  • 受託手荷物 中国には全社共通の無料手荷物許容量はありません。各航空会社が独自に決めていて、購入時にその便の許容量を表示しなければなりません。中国国際航空は国内線のエコノミークラスで20kgまで無料ですが、春秋航空の最安運賃には受託手荷物がまったく含まれていません。支払いの前に、運賃の手荷物の欄を読んでください。
  • チェックインの締め切り 締め切りは空港ごとに決まっていて、一般的には出発の20〜45分前です。海南航空は、北京首都空港・上海浦東空港・成都天府空港で40分前、上海虹橋空港で30分前としています。オンラインチェックインを済ませていても、締め切りまでに搭乗券を受け取る必要があります。
  • 遅延 2025年、中国の旅客便の定時運航率は91.09%で、定時どおりに運航されなかった便の56%は天候が原因でした。乗り継ぎの列車や国際線の前には時間に余裕を持たせてください。
  • 液体物 国内線では機内持ち込み手荷物に液体は入れられません。例外は100mL以下の容器に入った洗面用品で、種類ごとに1本までです。列車はこれよりずっとゆるいので、列車から飛行機に乗り換えた人がよく驚くルールです。
  • モバイルバッテリー 機内持ち込み手荷物にだけ入れられ、受託手荷物には入れられません。100Wh以下なら問題なく、100〜160Whは航空会社の承認が必要で、2個までです。2025年6月28日から、CCC(3C)マークがはっきり確認できないモバイルバッテリーは、中国の航空便に持ち込めなくなりました。海外で買ったモバイルバッテリーにはこのマークが付いていないものが多いので、最初の国内線に乗る前にご自分のものを確認してください。

航空会社をまたいで運賃を比べるなら、まずSkyscannerで検索するのが手早い方法です。そのうえで、予約前にその運賃の手荷物許容量を確認してください。航空会社の公式サイトで外国のパスポートや海外のカードが使えるかどうかは会社によって違います。予約・遅延・払い戻しは中国国内線ガイドで詳しく説明しています。空港から市内への移動は空港から市内へのアクセス、交通手段ごとに持ち込める荷物は中国の手荷物ルールをご覧ください。

Check-in counters and queues in the departure hall of a large Chinese airport terminal

長距離バス:鉄道が届かない場所へ

多くの旅行者にとって、長距離バス(长途汽车, chángtú qìchē)が必要になるのは、水郷の町、山岳地帯、駅のない県城など、小さな目的地への最後の区間だけです。たとえば水郷の西塘へは、上海長途バス南駅、杭州の九堡バスセンター、蘇州のバスセンターから直通バスが出ています。空港にも都市間バスがあります。北京首都空港から廊坊までのバスは50元、天津までは120元で、切符を買うには身分証明書が必要です。列車がある区間なら、たいてい列車のほうが速くて快適なので、まず鉄道を調べてください。

バスの切符も実名制です。省をまたぐ路線と、同じ省内で都市と都市を結ぶ路線では、名前を確認して切符を売り、乗車時にも確認しなければなりません。窓口で買うときは身分証明書の原本を見せ、オンラインや電話で買う場合は証明書の情報を伝えて、切符を受け取るときに原本を見せます。窓口販売でもオンライン販売でも、使える証明書としてパスポートが挙げられています。中国の人が身分証で買うところを、外国人はパスポートで買えます。

ホテルで手配してもらえない場合は、バスターミナル(汽车客运站, qìchē kèyùnzhàn)の切符売り場で買います。出発時刻と料金は路線によって違うので、前日にターミナルかホテルで両方を確認してください。大きな都市では方面ごとにバスターミナルが分かれていることが多いので、乗るバスがどのターミナルから出るのかも確認しておきましょう。

Ticket windows and waiting passengers in the hall of a Chinese long-distance bus station

フェリーと海の航路

中国の移動手段のなかでフェリーの出番は多くありません。ただ、いくつかの区間では陸路・海路で行ける唯一の手段だったり、一番便利な手段だったりします。

本土から海南島へ:瓊州海峡

海口や三亜へは飛行機で行く人がほとんどです。広東省を陸路で移動している場合は、瓊州海峡のフェリーで本土側の徐聞・海安と海口を結べます。切符は実名制で、パスポートが使えます。海口にはフェリー港が2つあり、切符はそれぞれ別なので、どちらの港へ行くかは切符で決まります。規模の大きな航路で、2026年の春節(旧正月)の帰省・旅行シーズン中のピークの1日(1月30日)には、296便で延べ78,797人を運びました。

瓊州海峡フェリー(海南島)
港の選び方海口側の2つの港は乗船券が別です。新海港は徐聞港、秀英港は海安新港との間を結びます。乗船券に書かれた港へ行ってください。
予約公式の購入窓口は「轮渡管家」のミニプログラム/アプリと、WeChat公式アカウントの「琼州海峡轮渡管家」・「新海港」です。海安航路の乗船券は15日前から販売され、毎日09:00に新しい分が出ます。売り切れたらキャンセル待ちができます。ピーク時は新海港・秀英港とも全便予約制です。
身分証実名制です。外国人はパスポートで購入し(オンラインでは番号などを入力)、港で原本を見せます。外国人居留許可証も使えます。2歳未満の乳児は出生証明書で可。
港での手続き車なしの旅客は出航4時間前から入場でき、改札は出航20分前に締め切ります。港のGTC交通ハブ2階の出発ロビーで保安検査と本人確認を受けて待ち、旅客用ボーディングブリッジで乗船します。紙の乗船券はなく、身分証で改札を通ります。
子ども6歳以下または身長1.2m以下で座席を使わない子どもは、無料の実名乗船券を申請できます(大人1人につき2人まで。超えた分は半額)。6〜14歳と、14〜18歳で身長1.5m未満は半額。座席を使う子どもは半額券が必要です。
払い戻し出航2時間前までは手数料なし。2時間を切ると大人券1枚5元、半額券1枚3元。欠航の公式発表後は、すべての乗船券を手数料なしで全額払い戻します。
海南省交通運輸庁の渡航ガイド(2026年9月)に基づきます。運賃と運航時刻は載っていないため、予約チャネルか港で確認してください。

公式の予約チャネルは中国語のミニプログラムです。パスポートを受け付けてもらえない場合は、港のサービスカウンターで相談し、最新の料金もそこで確認してください。春節やそのほかの連休の前後はとても混み合うので、発売されたらできるだけ早く予約し、港には早めに着くようにしましょう。

A large car and passenger ferry leaving port across the Qiongzhou Strait toward Hainan

山東から大連へ:渤海を渡る

山東半島と大連市旅順地区を結ぶ蓬莱〜旅順フェリーは2025年3月に運航を再開し、旅順行きは1日2便(午前11時と午後11時)、所要は約5時間です。この便を前提に予定を組む前に、最新の運航ダイヤを港に確認してください。煙台と威海からも大連行きのフェリーがあります。こちらも時刻表と料金を港に確認してください。ほとんどの人には列車か短い飛行機のほうが簡単です。フェリーは海の航路を使いたい人向けです。

香港・マカオへ船で

深圳空港からは、香港国際空港までフェリーで直行でき、所要は約50分です。香港から飛行機で乗り継ぐ場合は、深圳空港のフェリー乗り場で荷物を預けられます。香港空港からは、TurboJETがSkyPier(スカイピア)からマカオの外港フェリーターミナルまでフェリーを運航しています。SkyPierは飛行機から乗り継ぐ人向けの施設なので、すでに香港に入境している場合に使えるかどうかは運航会社に確認してください。香港とマカオの間は、Cotai Water Jetが香港の香港マカオフェリーターミナルとタイパを約1時間で結んでいます。深圳や珠海の港からもフェリーがあります。出かける前に、運航会社の最新の時刻表を確認してください。香港・マカオガイドでは、それぞれのルートについてフェリー、橋を渡るバス、列車を比べています。

島への移動

観光客向けの短い船旅もあります。たとえば厦門の鼓浪嶼(コロンス島)は実名制の乗船券で、公式ミニプログラム「屿见厦门(Yujian Xiamen)」かフェリーターミナルで15日前から予約できます。有効なパスポートが身分証明書として使えます。ミニプログラムでパスポートの認証が通らない場合は、フェリーターミナルの窓口でパスポートを見せて買ってください。詳しくは厦門・鼓浪嶼ガイドをご覧ください。

支払い方法は出発前に準備を

列車、バス、フェリー、そして街なかでのほぼすべてのことが、スマホ決済があるとずっと楽になります。中国人民銀行の支払いガイドでは、Alipay(支付宝)に使えるカードとしてVisa、Mastercard、JCB、Diners Club、Discover、銀聯(UnionPay)が挙げられていて、American Expressは入っていません。WeChat Pay(微信支付)はAmerican Expressにも対応しています。カードの登録は、カード会社の本人確認に対応できる日本にいるうちに済ませておきましょう。設定方法、手数料、現金とカードの予備手段は中国の決済方法ガイドで説明しています。

都市に着いてからの移動

大都市では地下鉄が基本です。渋滞の影響を受けず、ほとんどの観光地の近くに駅があり、英語の案内表示もあります。タクシーと配車アプリのDiDi(滴滴)は、ドアからドアへの移動、深夜、荷物の多い日に便利で、路線バスはその間を埋めてくれます。どの場面で何を使うか、それぞれの支払い方法は中国の市内交通ガイドで説明しています。

ビザの種類で行ける場所が変わります

どの方法で中国に入国したかによって、行ってよい場所が決まることがあります。次の移動の切符を予約する前に確認してください。

30日間のビザ免除入国 50か国の一般旅券を持つ人は、観光、商用、親族訪問、交流、トランジットの目的で、ビザなしで最長30日間滞在できます。このうち48か国は2026年12月31日までの措置で、ロシアは2027年12月31日まで、ブルネイは期限なしです。旅行が2026年末をまたぐ場合は、予約の前に最新の状況を確認してください。対象者は中国の30日間ビザ免除ガイドで説明しています。

240時間トランジットビザ免除 対象の57か国の国籍で、一般旅券と第三国・地域へ向かう日時確定済みの切符(航空券など)を持っている人は、65か所の入国地点(空港・港など)のどこからでも入国でき、許可エリアの中で最長240時間滞在できます。240時間は、到着した日の翌日の午前0時から数えます。省をまたいで移動できますが、24の省・自治区・直轄市の許可エリアの中だけで、省によっては特定の都市しか認められていません。最新のルールは国家移民管理局が公表しています。

鉄道の旅程で特に引っかかりやすい制限は次のとおりです。

  • 山西省 許可エリアは太原と大同だけなので、トランジット中に平遥や五台山へは行けません。
  • 東北地方 遼寧省は省全体、黒竜江省はハルビンだけが対象で、吉林省はまったく含まれていません。そのため長白山や延吉へは行けません。
  • チベット 許可エリアに含まれていません。イギリス政府とカナダ政府の渡航情報では、外国人には中国の認可旅行会社を通じて手配する許可証が必要とされています。チベット入域許可証ガイドと青蔵鉄道ガイドもご覧ください。

トランジットの扱いでは、香港とマカオは本土とは別の地域とみなされます。そのため、どちらかから入って第三の場所へ出ることができます。MTR(香港鉄路)自身が挙げている例は、カナダ→香港→深圳→タイです。ただし、本土から香港やマカオへ行くと本土からの出境となり、戻るときは新たな入境として扱われることに注意してください。ビザには入国できる回数が決まっていて、シングルやダブルのビザは、有効期限内でもその回数を使い切ると使えなくなります。こうしたビザを持っている場合は、香港やマカオへの寄り道を計画する前に残りの回数を数えてください。回数が足りなくなる場合は、本土へ戻るときにビザ免除で入境できるかどうかを確認してください。

対象国の一覧、入国地点の一覧、許可エリアの詳細は240時間トランジットビザ免除ガイドにまとめています。ご自分のケースが特殊な場合は、移民管理のホットライン+86-12367が24時間英語で対応しています。

よくある質問

中国の都市間の移動は、高速鉄道と飛行機のどちらがよいですか?

ほとんどの場合は列車です。乗車時間が約5時間までなら、ドアからドアで比べて飛行機とほぼ同じ速さで、ずっと簡単です。空港のようなチェックインがなく、荷物のルールもゆるく、駅は街の中心近くにあります。たとえば北京〜上海は、最速の列車で4時間18分です。飛行機が向いているのは、列車だとほぼ丸一日かかる場合です。たとえば成都〜上海は、2026年10月29日の例では最速の列車でも10時間あまりかかります。チベット、新疆、南西部の奥地へ行く場合も飛行機が向いています。

外国人が長距離バスに乗るには、どの身分証明書が必要ですか?

パスポートの原本です。都市間・省をまたぐバス路線では、名前を確認して切符を売り、乗車時にも確認します。切符を買うときや受け取るときは証明書の原本を見せる必要があり、写真やコピーでは受け付けてもらえません。名前の確認は購入時だけでなく乗車時にも行われるので、乗るときもパスポートをすぐ出せるようにしておいてください。

トランジットビザ免除で滞在中に、高速鉄道で別の省へ行けますか?

はい、許可エリアの中にいるかぎり行けます。240時間トランジットの制度では、24の省・自治区・直轄市の許可エリアの中で省をまたいで移動できます。ただし、特定の都市しか含まれていない省もあります。山西省は太原と大同だけなので、平遥へ列車で行くことはできません。吉林省はまったく含まれておらず、チベットも含まれていません。切符を買う前に、ルート上のすべての立ち寄り先を許可エリアの一覧と照らし合わせて確認してください。

まとめると、決済アプリを設定してパスポートを手元に置き、ほとんどの区間は高速鉄道、長距離は飛行機、列車が届かない場所はバスとフェリーを使ってください。次は中国の主要鉄道路線ガイドでルートを選び、列車の切符予約ガイドを見ながら予約しましょう。

最終更新:2026年10月

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最終確認日: 2026-11-02

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