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はじめての中国旅行なら、日数は7〜10日、都市は2〜3か所を目安にしてください。1都市につき最低2泊、北京だけは3泊とるのがおすすめです。最初の旅でいちばん多いのは、北京・西安・上海を高速鉄道でつなぐルートです。10日あれば成都か桂林を追加でき、2週間あれば雲南や張家界(张家界)のような自然のエリアも組み込めます。都市間の移動は、乗車時間がおよそ5〜6時間までなら鉄道、それより長ければ飛行機が基本です。ビザなしで入国する場合、旅行できる最長日数はお持ちのパスポートと、それに適用されるルールで決まります。航空券を予約する前に確認しておいてください。
このページでは、日数・都市・旅のペースの決め方を説明します。決まったら、条件に合うモデルコースのページへ進んでください。中国7日間モデルコース、中国10日間の旅行プラン、中国2週間モデルコース、区間ごとに解説した北京・西安・上海の定番ルートがあります。

何日で、何都市まわるか
はじめての旅で、主な見どころを毎日あわてずに見たい場合の目安は次のとおりです。
| 旅行日数 | 都市数 | 1都市あたりの泊数 | よくある組み方 |
|---|---|---|---|
| 5〜6日 | 2 | 2〜3 | 北京と上海、または上海+杭州+水郷の町 |
| 7日 | 2〜3 | 2〜3 | 北京・西安・上海を早いペースで、またはそのうち2都市をゆったりと |
| 10日 | 3〜4 | 2〜3 | 定番の3都市+成都、または+桂林・陽朔(阳朔) |
| 14日 | 4〜5 | 2〜4 | 1週目は定番の都市、2週目は自然や西南部のエリア |
旅の長さは「日数」ではなく「泊数」で数えてください。到着日と出発日は、とくに長距離フライトのあとでは、まる一日観光に使えることはまずありません。往復の飛行機を含む「7日間の旅」なら、実際に観光できるのは5日ほどになることが多いです。
毎日都市を移らないほうがいい理由
都市間の移動には、列車そのものが速くても、だいたい半日かかります。ホテルをチェックアウトし、市内を横切って駅へ向かい、待って、乗って、着いた先でまた市内を横切ってホテルまで行くからです。外国のパスポートの場合はもう一つ手順があります。自動改札はパスポートを読み取れないため、パスポートで乗る人は係員のいるレーンで切符と身分証の確認を受けます。このレーンはたいてい早く進みますが、並ぶ列が一つ増えることになります。
毎日都市を移ると、旅のおよそ半分が移動で終わり、朝ゆっくり街を歩く時間がとれません。同じ場所に2泊すれば、荷物を持たずに過ごせる日がまる1日できます。3泊なら2日できます。北京のような都市には、それだけの日数が必要です。
北京に3泊をすすめる理由
北京は、まる1日かかる見どころや事前予約が必要な見どころがいちばん多い都市です。万里の長城は、それだけで日帰り1日分になります。故宮は当日券を売っていません。予約は見学日の7日前の20:00に始まり、パスポートで予約します。また故宮は祝日を除いて毎週月曜日が休館です。そのため月曜日を含む2泊だと、行ける機会は1回しかありません。北京が2泊だけだと、長城をとるか、故宮とその周辺をとるかの二択になります。何をいつ予約すればよいかは北京旅行ガイドにまとめています。
西安は2泊で十分まわれます。1日を兵馬俑に、もう1日を城壁と回民街にあてる形です。兵馬俑の博物館はオンラインの実名予約制で、外国人はパスポート情報で予約し、入口でパスポートを提示します。上海は2〜3泊が目安です。蘇州(苏州)や水郷の町へ日帰りしたいなら3泊にしてください。各都市の詳しい情報は西安旅行ガイドと上海旅行ガイドをご覧ください。
都市が決まったら、1日の予定は「大きな見どころ3つ」ではなく「大きな見どころ1つ+街歩き1エリア」で組んでください。各都市の地下鉄ルートや1日の予定を考えるには、WaysChina アプリ のオフライン地下鉄路線図と旅行プランナーが使えます。モバイル通信が途切れても動きます。
💡 ヒント:「3都市をあわただしくまわる」か「2都市をゆったりまわる」かで迷ったら、2都市を選んでください。私たちの経験では、はじめて中国を訪れる人が後悔するのは、行けなかった都市よりも移動に使った日のほうが多いです。
あなたに合うルートはどれか
はじめての中国旅行は、ほとんどが同じパーツの組み合わせでできています。まず基本ルートを一つ選び、そこに何かを足すかどうかを決めてください。以下の各ルートから、1日ごとの計画を載せたページへ進めます。
北京・西安・上海:定番のはじめてルート
はじめての人の大半には、このルートが合っています。皇帝の都だった北京と万里の長城、西安の兵馬俑、現代的な上海を見られ、どの2都市の間も高速鉄道でつながっています。早いペースなら7日で回れ、9〜10日あればゆとりを持って回れます。定番ルートのガイドでは、区間ごとに発着駅、本数、所要時間、運賃の例を説明しています。1週間しかない場合に何を削るかは7日間モデルコースで紹介しています。
成都を追加:パンダと四川料理
ジャイアントパンダを見たい人、辛い料理が好きな人は成都を追加してください。成都は西安と上海の間に入れるのがいちばん無理がありません。ある日の時刻表では、西安北駅から成都東駅(成都东)への列車は大半が3時間半〜4時間ほどで、最速は3時間を少し超える程度でした。成都パンダ繁育研究基地(成都大熊猫繁育研究基地)はオンラインの実名予約制で、14日前から予約でき、日によっては売り切れます。チケット窓口で売るのは売れ残った分だけで、オンラインで支払えない人向けです。60歳以上の人と、6歳未満または身長1.3メートル未満の子どもは、予約なしで無料で入れます。成都から上海までは鉄道だと遠く、最速の列車でも10時間を少し超えます。そのため、この区間は飛行機を使う人がほとんどです(後の「鉄道か飛行機か」の章を参照)。定番ルートを10日に延ばす方法としてはこれがいちばん人気で、追加区間のつなぎ方は10日間プラン、成都の街については成都旅行ガイドで説明しています。
桂林・陽朔を追加:川とカルスト地形の景色
大都市から少し離れたいなら、桂林と陽朔を追加してください。石灰岩の峰々、漓江、田舎道のサイクリングが楽しめます。主な漓江下りは桂林市街の南にある磨盤山(磨盘山)か竹江の船着き場から出発し、陽朔まで片道で約4時間かかります。そのため1日の大半がこれで埋まります。このエリアには3泊とってください。桂林は北京や上海から遠いので、この追加は10日か14日の旅に向いています。チケットや必要な日数は桂林・陽朔ガイドをご覧ください。

雲南:ゆったりした西南部の旅
雲南は、有名な建造物より古い町並みや山、ゆっくりしたペースを好む人に向いています。よくあるルートは昆明・大理・麗江(丽江)で、シャングリラ(香格里拉)を加えることもあります。都市間の列車は短く、昆明から大理までは速い列車で約2時間です。麗江の古城エリアは標高約2,400メートルにあります。到着した日は無理のない予定にしてください。雲南は2週間の旅の2週目にも、単独の旅にもなります。雲南周遊ルートでは鉄道で回る計画を紹介しています。
上海と江南の水郷:短くて楽な旅
5〜6日しかない場合や、移動をできるだけ減らしたい場合は、上海周辺にとどまってください。杭州は近く、上海虹橋駅(上海虹桥)から杭州東駅(杭州东)までは最速の列車で約45分、大半の列車で50〜60分です。運河の町の一つである烏鎮(乌镇)へは、虹橋駅から列車で35〜50分ほどの桐郷駅(桐乡)を経由します。桐郷駅からはK282路線バスで烏鎮バスターミナルへ向かいます。江南水郷ルートでは、上海・蘇州・烏鎮・杭州を5〜7日で回る計画を紹介しています。
2週間:定番の都市+自然
14日あるなら、1週目を定番の都市に、2週目を一つのエリアにあててください。候補は桂林・陽朔、砂岩の柱が並ぶ張家界、雲南です。3つ全部を回ろうとはしないでください。中国2週間モデルコースでは、2週間のペース配分と、飛行機を使うと1日浮く区間を紹介しています。
滞在できる日数はビザのルールで決まる
10日にするか14日にするかを決める前に、お持ちのパスポートにどの入国ルールが適用されるかを確認してください。それが旅の上限になることがあります。
30日間のビザ免除
50か国の一般旅券を持つ人は、観光・商用・親族訪問・トランジットの目的であればビザなしで中国に入国でき、最長30日間滞在できます。対象国には日本、韓国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、EUの大半の国が含まれますが、米国は含まれていません。つまり日本のパスポートなら、この30日間のビザ免除で入国できます。対象の50か国のうち日本を含む48か国についての措置は2026年12月31日までで、ロシアは2027年末まで、ブルネイは期限がありません。旅行が2027年にかかる場合は、予約の前にお住まいの国の中国大使館が出す最新のお知らせを確認してください。30日は入国の翌日から数えるため、この記事で紹介する旅ならどれも余裕をもって収まります。30日を超えて滞在したい場合は、出発前にビザを取得する必要があります。
240時間のトランジットビザ免除
米国を含む57か国の国民は、第三国へ向かう確定済みの乗り継ぎチケットを持っていれば、トランジットのビザ免除で最長240時間(10日間)中国に滞在できます。入国は24の省にある指定の65の出入国地点のいずれかからでなければならないので、到着する空港がその一覧に入っているか確認してください。実際には、ある国から入国し、別の国へ出国する形になります。たとえば米国から到着して日本へ向けて出発する、といった組み方です。240時間は入国した日の翌日0時から数えるので、最長で約10泊の旅になります。
ルートを組むうえでより大きな制約は、行ける場所です。トランジットでの滞在者は24の省・市の許可されたエリア内しか移動できず、省によっては特定の都市だけが対象です。四川省は成都を含む11都市、広西チワン族自治区は桂林を含む12都市、雲南省は昆明・大理・麗江を含む9エリアです。シャングリラは雲南省の対象エリアに入っていないため、トランジットの旅では外してください。ルートを確定する前に、国家移民管理局のトランジット政策ページで許可エリアを確認してください。
ご自身のパスポートについては中国旅行にビザは必要かで確認できます。それぞれのルールの詳細は中国の30日間ビザ免除と240時間トランジットビザ免除で説明しています。
都市間の移動:鉄道か飛行機か
中国の都市間移動は高速鉄道が中心で、定番ルートなら飛行機よりたいてい便利です。駅は市内か市の近くにあり、チェックイン手続きがなく、荷物もそのまま車内に持ち込めます。私たちの目安はこうです。乗車時間がおよそ5〜6時間までなら鉄道、大半の列車がそれより長くかかる区間や、直通列車が1日1〜2本しかない区間なら飛行機にしてください。
主な区間の所要時間
以下の時間は、中国国家鉄路の公式予約サイト12306で、ある1日(2026年10月29日)を調べたものです。時刻表は変わるので、旅行日の列車は必ずご自身で確認してください。
- 北京→西安:北京西駅から西安北駅への高速列車は17本で、最速は4時間10分、一般的な列車は約4時間25分でした。鉄道がおすすめです。
- 北京→上海:北京南駅から上海虹橋駅への列車は37本で、最速は4時間18分、全体の半分は4時間37分〜約6時間でした。鉄道がおすすめです。この路線は変動運賃制で、列車や日付によって値段が変わります。調べた日の二等席は553〜661元でした。
- 西安→上海:西安北駅から上海虹橋駅への列車は20本で、最速は約5時間50分でしたが、大半は7時間10分〜8時間26分かかりました。この区間は飛行機を選ぶ人も多いので、予約する日に飛行機の所要時間と比べてみてください。
- 成都→上海:最速の列車で10時間6分でした。飛行機がおすすめです。
北京と上海の間には夜行の寝台列車もあります。所要時間は約12時間で、ホテル1泊分を節約できます。列車の中でよく眠れる人に向いています。各区間の列車・所要時間・運賃例の一覧(寝台列車を含む)は定番ルートのガイドに載せています。

外国のパスポートで列車を予約する
中国の列車のチケットは実名制です。身分証を使って購入し、乗車時には係員がチケット・身分証・本人が一致しているかを確認します。12306のウェブサイトとアプリでは、外国のパスポートも使えます。オンラインで購入する前に、パスポート情報が12306の本人確認を通過している必要があります。パスポートの写真をアップロードするか、駅のチケット窓口で確認してもらう方法があります。最初のチケットが必要になる数日前までに済ませておいてください。
予約できる期間は乗車日を含めて15日間なので、チケットは乗車日の14日前に発売されます。発売時刻は駅ごとに決まっていて、全国共通の発売時刻はありません。出発まで2週間以上ある場合は、先に飛行機とホテルを予約し、発売期間に入ってから列車を追加してください。12306の英語サイトを直接使うことも、予約代行サービスを使うこともできます。両者の比較は中国の列車チケットの予約方法、座席の等級や乗車の流れは高速鉄道ガイドで説明しています。飛行機を使う区間については中国の国内線ガイドをご覧ください。
⚠️ 注意:北京・上海・西安には、それぞれ大きな駅が複数あります。チケットには正確な駅名(たとえば北京西駅、北京南駅)が書かれていて、違う駅へ行くと列車に乗り遅れることがあります。予約するときと、出発当日の朝の2回、駅名を確認してください。
いつ行くか
ほとんどのルートでいちばん過ごしやすいのは春と秋です。地域ごとの月別の比較は中国旅行のベストシーズンをご覧ください。できれば避けたいのは、旧正月の前後に多くの人が帰省する春節の帰省ラッシュ(春運、chūnyùn)と、10月の第1週(国慶節の大型連休。中国では「黄金週」と呼ばれ、日本の5月の連休とは別のものです)です。2026年の帰省ラッシュ期間は2月2日から3月13日まででした。2027年の期間は発表されたら確認してください。休みが10月上旬しかとれない場合は、国慶節ゴールデンウィーク対策ガイドを読み、列車や入場券は発売期間が始まりしだい早めに予約してください。
出発前に済ませておきたい3つのこと
まずはモバイル決済の準備です。小さな店や飲食店の多くはQRコード決済なので、出発前に海外のカードをAlipay(支付宝)かWeChat Pay(微信支付)に登録しておいてください(海外のカードでAlipayを使う方法を参照)。次にモバイルデータです。空港に着いた時点から地図・翻訳・予約アプリが使えるようにしておきます。Google、WhatsAppなど多くの欧米系アプリは中国の回線では使えませんが、ローミング型のeSIMならたいてい問題なく使えます。日本でAiraloの旅行用eSIMを入れておくのが手軽な方法の一つで、選択肢の比較はSIMカード・eSIMガイドにまとめています。最後に、地図から翻訳まで必要なアプリを出発前に入れておきたいアプリ一覧を見ながらインストールしてください。1日あたりの費用は中国旅行の予算ガイドをご覧ください。
よくある質問
はじめての中国旅行には何日必要ですか?
はじめての旅なら、たいてい7〜10日で収まります。7日あれば北京・西安・上海を早いペースで回れ、10日あればペースを落とすか、成都や桂林を追加できます。5日なら2都市に絞ってください。30日を超える旅、またはトランジットのビザ免除で10日を超える旅を計画する前に、お持ちのパスポートにどの入国ルールが適用されるかを確認してください。それぞれのルールはビザの要否チェックで説明しています。
はじめての中国旅行ではどの都市に行けばいいですか?
北京・西安・上海です。この3都市で、万里の長城と故宮、兵馬俑、現代的な高層ビル群の景色がそろいます。時間に余裕があれば、もう1都市追加してください。パンダと料理なら成都、川の景色なら桂林・陽朔です。3都市を区間ごとに解説した定番ルートのガイドもご覧ください。
北京・西安・上海を1週間で回れますか?
回れますが、日程はきつめです。よくある配分は7泊で、北京3泊・西安2泊・上海2泊とし、移動は鉄道2回、または鉄道1回と飛行機1回です。空き時間はあまりないので、故宮と兵馬俑は事前に予約しておいてください。7日間モデルコースでは、この組み方を1日ごとに紹介し、2都市でゆったり回る別案も載せています。
中国の都市間移動は鉄道と飛行機のどちらがいいですか?
北京→西安や北京→上海のように、乗車時間がおよそ5〜6時間までの区間は高速鉄道を使ってください。どちらも最速の列車なら4時間を少し超える程度です。成都→上海のように最速の列車でも10時間を超える長い区間は、飛行機にしてください。なお、列車のチケットは乗車日を含む15日間が予約期間なので、発売は乗車日の14日前からです。
まとめ
はじめての旅では、先に泊数を決めてから都市を選んでください。目安は1週間で2〜3都市、10日で3〜4都市、2週間で4〜5都市で、どの場所にも最低2泊です。いちばん安心なはじめてのルートは北京・西安・上海で、時間があれば成都か桂林を、2週目があれば自然のエリアを加えてください。航空券を予約する前に入国ルールを確認してください。旅の上限が30日、トランジットなら10日になることがあります。乗車時間がおよそ5〜6時間までの区間は鉄道、それ以外は飛行機です。次は、ご自身の日数に合うモデルコース(7日間、10日間、2週間)を開き、予約が必要な見どころは予約受付が始まりしだい押さえてください。
最終更新日:2026年10月
ファクトチェック済みの出典
- 公式 China Railway 12306 22 ページ
- 公式 dpm.org.cn
- 公式 Beijing Municipal Government
- 公式 intl.dpm.org.cn
- 公式 young.dpm.org.cn
- 公式 bmy.com.cn 2 ページ
- 公式 panda.org.cn 3 ページ
- Bendibao (local listings site)
他 13 件の出典を表示
- chinanews.com.cn
- 公式 lijiang.gov.cn
- Trip.com
- 公式 Hangzhou Culture, Radio, TV and Tourism Bureau
- 公式 Wuzhen Tourism (official site) 3 ページ
- 公式 China Visa Application Service Center
- 公式 Chinese embassies and consulates 2 ページ
- 公式 Ministry of Foreign Affairs 2 ページ
- 公式 National Immigration Administration 2 ページ
- 公式 CNINFO (listed-company disclosures)
- ahwang.cn
- 公式 ndrc.gov.cn
- Xinhua News
最終確認日: 2026-11-02
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